「インファナル・アフェア 無間序曲」オリジナル・サウンドトラック
映画が素晴らしかっただけに、サントラもたまらないです。
特に2番目の1991は、テレビで登山家の栗城さんを特集した
番組にも使われていました。
他にも確か格闘家のファイト前の登場シーンでも使われていた気がします。
この1991は、これから何か大きな事を控えているときに聞くと最高に
自分の気持ちを高めることができます。
熱しすぎず、冷めすぎず。心の高ぶりを、興奮とは違った落ち着いたものにする、
それはいわばサバンナで生死をかけた戦いをする猛獣が対峙している瞬間にも似ている
と思ってしまいました。
そうです、決意です。決意の瞬間に聞く曲です。
そういう意味でタイトルは決意の方が個人的には良かったかもしれないです。
ディパーテッド 特別版 (初回限定版) [DVD]
「ミーン・ストリート」、「タクシードライバー」、「レイジング・ブル」、「グッドフェローズ」、どれをとってもアメリカ映画史に残る名作ばかり。その監督がやっとアカデミー賞をもらったのがこの作品。ちょっと考えさせられます。悪い作品ではありません。スコセッシの小作品である「カジノ」や「ケープ・フィア」程度の出来ではあるかもしれませんが、後世に残る名作とは程遠いのではないでしょうか。主人公のマット・ディモンやディカプリオよりもマーク・ウォールバーグのキャラクターと演技が最高です。彼の台詞の下品さは映画史上に残るでしょう。
インファナル・アフェア [DVD]
犯罪組織と警察との闘いを描きながら
「(地獄・餓鬼・畜生・修羅)は現世の中にある」ことを示すという
恐るべき作品であります。
(「天道も現世の中にある」ことも示しているように思います。)
これこそ「東洋風味」の犯罪映画であると言えるでしょう。
インファナル・アフェア III 終極無間 [DVD]
月並みな言い方だが、とにかくこのシリーズはすばらしい作品です。
テーマやモチーフ、ストーリーに、演出、映像に俳優陣の卓越された演技。
この作品に関わったすべての人たちの“映画”に対するクールで
にえたぎる熱情さえ“ぐーっと”感じられる逸品!です。
なんて言うのかな、抑えめでありながらも、ひめたる強い魂というのかな、
ハリウッドのような分かりやすさではなく、それこそ“無間”という
言葉に代表される、人間の複雑で果てのない深遠な性質、というのが
よく表現されています。いわゆる、これが「アジア」らしさ、とも言うのでしょうか。
主役二人ももちろんすばらしいのですが、個人的にレオン・ライと
チェン・ダミオンにも拍手!特にレオン・ライのあの存在感はなんなんだろうなー。
知的で繊細そうでありながらも、底知れぬ男らしさ(野生やたくましさ)
を感じる。めちゃめちゃカッコよくないですか!?
チェン・ダミオンも、まさに大陸的アジアのオトコ、という雰囲気で釘付け。
同じアジアでも、日本人にはあんな雰囲気をだせる俳優なんて
正直一人もいないなー、と思いつつ、やっぱり大陸の迫力・香港の圧倒的な
映画制作レベルの高さを思い知った気もしました。
インファナル・アフェア 3部作スペシャルパック【初回生産限定】 [DVD]
最初は1と3を続けてケーブルテレビで観ましたが 3はジャマが入り集中して観られなかったので三枚組を購入!買って損なし!役者も脚本も演出も最高でした。時間軸は2→1→3ですが個人的には1→3→2の順番が良いかなと思います。謎や疑問を抱えながら観るのも面白いですよ。何にしろ1が一番面白く、1ありきですから素直に順番通り観るのも良いでしょう。どちらにしても繰り返し観たくなる三部作です。