父親が息子に伝える17の大切なこと
子供が感じるであろう疑問や、人として生きて行くために大切なことを17の項目に集約して、父子の会話形式でわかり易い言葉で書かれています。
「父親」を「母親」、「息子」を「娘」に置き換えても大丈夫な内容で、親が子に伝えるだけでなく、大人であっても大切な項目ばかりです。
とても素晴らしい本だと思います。
夏を拾いに (双葉文庫)
この本のいいところは、展開がつかめるようでつかめないところだ。いい意味で裏切られる。
また、情景描写が秀逸。道理で入試問題に採用されるわけだ。
ガキ大将と主人公の自転車対決は見所。
ボウリング革命 P☆LEAGUE オフィシャルDVD VOL.6
松永・姫路・西村・森の4キャプテンがドラフトでチームを作ります。
普段は敵同士の選手たちが、即席チームなのに団結して戦っていきます。
ぶっちゃけ、いつも強い人がいつものごとくストライク連発ですが、普段通りに強いのって凄いです。
日本テレビ SPECIAL PRESENTS『スター誕生! CD&DVD-BOX』
発売をとても楽しみにしておりました。
3月11日に大地震があったので、少し忘れかけていたのですが、
きちんと15日の夜に届き、心がほわっといたしました。
節電第一ということで迷ったのですが、
暖房等を全て切り、毛布にくるまって
DVDの1巻目だけ観てみました。
画面では、司会の萩本欽一、企画・審査員長の阿久悠の他、
森昌子、桜田淳子、山口百恵、岩崎宏美、ピンク・レディー、
藤正樹、片平なぎさ、新沼謙治、石野真子(敬称略)等々
多くのスターが元気いっぱいに歌って踊って笑っています。
日本が一番元気だった時代を観ながら、
地震後、初めて大きな声を出して笑えました。
あの頃の日本、時代、スター、そして自分が、
今の日本を励ましてくれているようで勇気が湧きました。
ブックレットは全88組デビュー曲のジャケット、歌詞、
制作秘話、現在の様子等が書かれ充実しています。
素晴らしい作品をありがとうございました。
別冊サイゾー×PLANETS(プラネッツ) 文化時評アーカイブス2011-2012 (月刊サイゾー5月号増刊) [雑誌]
月刊誌「サイゾー」の連載をまとめたもので
「宇野常寛プロデュース」を謳っているだけに
起用レビュアーやライターも、宇野氏界隈の書き手総ざらいといった趣。
巻末のライターリストからもそれが伺える。
映画、マンガ、アニメ、ゲーム、小説のレビュー集だが
掲載誌が映画專門誌・アニメ專門誌ではないという強みを生かし
広告主や普段付きあいのある配給会社・メーカーに気を使わない
闊達で鋭利な筆はいちいち気持ちいい。
「日本において、まともな作品批評はそのジャンルの専門誌では絶対にできない」
という皮肉が1冊にまとまった印象。
クロスレビュー方式のレビュー以外に、
ジャンル単位・エポック作品単位での座談会も収録。
こちらはシーン単位で2011年を振り返ることができるので
てっとり早くサブカル界隈の「状況」を知りたい御仁にはうってつけ。
宇野氏の「PLANETS」はちょっと濃すぎる人には
取り上げている作品のメジャー感がちょうどいい。
自分はサイゾーの連載を読んでいないのでこのボリュームでこの値段は☆5つだが
連載を丹念に追いかけている人にとって、そこまでのコスパはないだろう。
ただ、サイゾーの連載の方は終わってしまったとのこと。
「サブカル」というもの(くくり方?)が、
そろそろ耐用年数を迎えている証左にほかならないのか。
90年代から続いてきた「サブカル」が
断末魔の叫びをあげているのかと思うと、少々寂しい気もする。
それはそれとして、本書は年刊として毎年刊行を望みたい。