さんかれあ(5) (講談社コミックス)
当初は萌系のイメージが強いさんかれあでしたが
今巻では命と愛を計りにかけるようなシリアス展開になりましたです。
今巻では、れあさんが理性を保てるのか肉体の維持はどうなのかにも触れられています。
これだけでも生々しいのですが、後半の展開はまさしく恐怖です。
ネタばれは避けたいので詳しく書きませんが、れあさんの行動は回りの者にも影響を与えていきます。
生身の人間が愛のために生ける屍になることを自ら選ぶとか怖すぎです。
しかしそこまでできる愛情を漫画で表現していることは素晴らしいと感じました。
これらのキツイ設定を上品でキレイナな絵柄で読みやすくしていることは素晴らしいと思いました。
表紙も美しさと不気味さを感じさせるイラストで素晴らしいです。
蛇足になりますが
アニメでは原作の、れあさんの怖美しいカワイイ感じを表現できるかどうか心配です。
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同じ会社でゾンビものがかぶってるのはとにかく
1巻ではさんかれあ嬢(本名だったとは)の
狂った家庭環境が2話で描かれているようです。
あと死んだ子猫もゾンビ化したんでしょうか。
このお嬢様がゾンビとなるのは次からなんですかね?
原作未読なので期待もこめて、甘めの評価で。
さんかれあ 2 [Blu-ray]
崖から落ちて死んだれあ嬢。
のはずだったが、起きあがり、1巻で思った通りのゾンビになりました。
家庭の呪縛から解放された彼女は生き生きと普通の生活を楽しむのだが…
ここの製作会社は、同性愛以外の作品はぱっとしませんでしたが、
脚本のテコ入れかで、ぐっと面白みが増しました。
ゾンビしか愛せない主人公と、ゾンビになった彼女との今後は…
さんかれあ(2) (講談社コミックス)
急ぎ足なのかサッサと物語が進んで行くので、いまいち話にのめり込めないです…。それとキャラの心理描写が少ない気がします。そのせいか感情移入出来ない。
主人公やヒロインも含め、もう少し大切に描いた方が良いと思います。
今後はシリアスな展開を希望しますが望み薄かな・・・。
ラブコメ展開になるなら切ります。。取り敢えず三巻まで様子見。
さんかれあ(1) (少年マガジンコミックス)
よもやゾンビに萌える日が来ようとは・・・。世の変遷を感じずにはいられません。
一昔前ならば、吸血鬼、幽霊、人狼、そしてゾンビに至るまで、一般にモンスターと定義される存在は、主人公の「敵」として君臨していたはずが、現代のライトノベルに代表される作品の中では「萌え」の対象の一環となっており、ツンデレ吸血鬼や美少女幽霊等々、主人公の恋愛対象になってしまうというのだから驚きです。
そして本作においては、まさかまさかの美少女ゾンビがヒロインという変化球振り。
とはいえ、作品としてはかなり面白く仕上がっているので、むしろ設定の妙と言いましょうか。
特に、ヒロインのゾンビっ娘がとてもいい子なので感情移入も一入です。
ゾンビである以上、生きているように見えても結局は死んでいるわけで。
迫り来る肉体腐敗というタイムリミットがある限り、決して安易なハッピーエンドは見込めないでしょう。
命は無くとも限りある余生の中で、主人公とヒロインがどんな結末を迎えるのか。今後の展開から目が離せません。