劇場版チェブラーシカ [DVD]
良くも悪くも日本人が作ったなー!という作品です。
素晴らしいのはその再現率。
多分ほかの国ではこうは完璧に同じ画面を作り出すことは
難しかったのではないでしょうか?
監督とスタッフの惜しみない原作アニメへの敬愛を感じますし、
生真面目というか実直というか、そこしれないこだわりは本当に日本ならでは。
さすがというか呆れてしまうほどに素晴らしい出来です。
本国ロシアですら、同じスタッフと同じ人形たちがなくしてはきっと
ここまで再現できなかったのではないでしょうか?
自国の自画自賛のようですが本当にすごいと思います。
逆にとても残念だったのは、ナレーションとセリフたち。
元々字幕版が好きで、ロシア語のあのボソボソしたチェブラーシカの声と
ゲーナの歌うロシアの歌が無くなってしまったのはとても残念なのですが、
それは仕方ないこと、と思っていました。
が、あの几帳面なほど説明的なナレーションを入れてしまったのは
本当に残念。(これは新装版原作チェブラーシカDVDも同じ仕様になったようですね)
子供向けに必要なことだったのかもしれませんが、
こちらが何かを感じる前に「かわいそう」だの「よかったね」だの
全て説明されてしまい、正直見ていて辟易しました。
日本人の生真面目さが裏目に出てしまった有難迷惑な蛇足です。
セリフもそうで、多すぎる気がしました。
原作版では二人ともあんまりしゃべりません。
字幕版のあの静かに画面だけで伝える良さが全く消えてしまっていました・・・
※ ただ原作版で話さないキャラクター(掃除婦の男性など)はちゃんとしゃべりません。
そこはとても忠実なんですよね・・。惜しい!
というわけで星4つですが本当は3.5です。
是非またDVD版がでるならナレーションは消せる仕様にして、
願わくば音声にロシア語版を付けてくれたら・・絶対に購入します!!
そうなったら多分星5つです!
ラブファイト プレミアム・エディション [DVD]
王子様俳優だったはずの大沢たかおがうらぶれた元チャンピョン、その相手役の売れない女優を桜井幸子が好演。話は少々ステレオタイプだけれど、実話のようでどきどきした。すれ違いで失敗したこのふたりの焼けぼっくいの恋と、北乃きいと林遣都の成年らしい不細工な恋とがボクシングを絡め、平行して進み、ボクシングとは、対戦相手との究極の会話なのだという、不思議な世界が展開する。
北乃と林の幼稚園時代から高校まで(そうとうひどい学校みたいだが)のふたりの不思議な関係、つまり北乃が林をいじめから守って来たという関係は、大人の入り口の年頃になっっても、そう簡単には変えられない。二人が同じジムでボクシングを習うことで、相手に対し、徐々に心を開いていく。
べたなスポ根青春ドラマみたいだが、ボクシングシーンは本格的で、舞台が大阪なので、現実感もあり、面白かった。
特に、北乃きいの様々な表情はすごい。恐るべし。
CM NOW (シーエム・ナウ) 2012年 05月号 [雑誌]
今更言うまでもありませんが表紙の前田さんは先日、AKB のメンバーを卒業することを発表しました。
ファンや芸能界に大変な衝撃が走ったのはさておいて、今春もAKB の新作CMが相次いでいます。
前号で紹介できなかったCMを含めて特集は全14社26ページ展開、前田さんの卒業に気落ちしている方も
これで元気付けられることでしょう。WONDA 全90タイプのCMでは、誰がどんなセリフを発しているかが
判り、鑑賞への助けとなります。
新垣さんもNTT 東日本のCMに長年出演されているということで、今号では2005年から12年まで振り返る
コーナーが設けられています。息の長さが感じられると同時に、懐かしさも覚えるような企画でした。
新作は9名。とりわけカルピスの能年さんと東京ガスの未来さんは今後の活躍が期待される逸材です。
以下は内容紹介の補足となりますが、この季節ならではの「予備校イメージガール」や若手に着目した
「登竜門の今」など、今まで以上にトピックが豊富で読み応えのある号という印象を強く受けました。
「パンテーン」のCMに出演している6名を取り上げた別冊付録の小冊子も見逃せません。
流れ星 完全版 DVD-BOX
月9ドラマは、「かっこいいヒーローやヒロインが、最新の衣装を着て大活躍する。」なんて、娯楽番組だけだと思っていました。
でも、このドラマは、「人の命や家族愛、人を愛するとは?」
という事を視聴者に問われている様に思います。
「色々な境遇に会っている。でも、日々、生きている。」
その様な人に、ぜひ、観てもらいたい『作品』だと思います。
しかし、劇中のドラマチックなシーンで、コブクロの主題歌「流星」が流れるのが、また、いいんですよね〜!