お・も・う／緑川光＆阪口大助阪口大助モバイル

ドラマCDシリーズ「Mr.FULLSWING」

発売前から楽しみにしていたドラマCDですが、期待以上の出来でした。

原作のイメージを崩すことなく、十二支野球部の元気な姿が見れた（聞けた）という感じです。
聞いているこちら側も元気にしてくれる猿野の声は、ほんとにイメージ通りです。

引き続き、ミスフルのドラマCDがシリーズ化してくれることを望みます。原作ファンは、買って損はないと思います。

ビタミンシリーズはPSPのVitaminＺから入った者です。Xは初プレイ。2度目の移植なので、既に一度以上プレイされてる方のレビューも多いですが、これから初プレイされる方のために基本的なところから。

良かった点

・ツッコミ・スルーが面白い！
話によりますがだいたい15分〜20分の1話につき10箇所ほどポイントがあり、攻略キャラにツッコミを入れられます。これによって「ただ文を読むだけ」の読まされてる感だけの受身ゲームではなく、自分から話に関わってる気分が味わえます。

・システム回りが快適 (地味だけど重要）
話の節目のロードはありますが、話し中はキャラはぱっぱっと入れ替わりロードを感じないしバックログ、巻き戻し、スキップなどが最低限の操作ででき、スムーズです。

・最初から個別ルート＋大ボリューム
途中から分岐するのが悪いわけではないですが。最初から個別ルートだと本当に丁寧に、そのキャラがだんだんと心を開いていく過程が描かれていて、キュンとします。ビタミンの場合、みんなでワイワイ、というのも特徴なので、その他のキャラが置き去りで全然出てこない、ということもありません。

好みが分かれると思う点

・主人公
他レビューでも散々言われてますがミーハーです。「かっこいい！」「美形ばっかり」とか。私も覚悟して臨みましたが、思いのほか気になりませんでした。「かっこいい」とか思ってもちゃんと（いけないいけない、生徒相手に）とか思い直すし、基本的には生徒思いの熱心な良い先生です。

・絵・スチル
おそらくこれで二の足を踏んでる人も多いと思います（私もそうでした）。
キャラデザだけなら「クセのある絵」だけで済むのですが、立ち絵・スチルともあんまり上手くは…ないです。これに関しては慣れて下さい！としか。ただ、それを補って余りあるほど内容が良いのでだんだんカッコ良く見えてきます（笑）。

コミカルな印象が強いですが生徒達はそれぞれに事情を抱えています。それを時には励まし、時には間違っていると指摘して導いていくことで最初はスレていた生徒たちがだんだんと教師である主人公に心を開き、そして好意を抱くようになっていく様子がすごく良いです。たしかに、え！？あんなややこしそうだった問題がこんなあっさり片付いちゃうの！？という展開もあるにはありますが…。皆幸せならいいかなーという感じ。
食わず嫌いされてる方、一度やってみてはいかがでしょうか。