おしえてアイドル キング編
おしえてアイドルシリーズで真っ先に廃盤になったキング編だけど、いったい何が原因だったのか?疑問です。嵐の岩井小百合問題かな?確かにこのラインナップはかなりレアかもしれない。僕も小出広美 全曲集や八木さおり、日原麻貴のベストを希望します。山岸もえの2nd「恋はクリスタルムーン」もまた聴いてみたい。キングといえば中山美穂と森口博子、山瀬まみのイメージが強いけれど、なかなかの逸材揃いで好きだ。そうだ仲村知夏もお願いしたいところ。
あの頃映画 松竹DVDコレクション 「丑三つの村」
昭和13年に岡山県の山村で30人以上が殺された所謂「津山事件」を映画化。83年松竹。
すでに3回も鑑賞しており、個人的には初回よりも2度目の方が楽しめてしまった。
恐らく、ストーリーをより消化出来た為だと思われます。
実話と映画とでは登場人物等違うのですが(実話では主人公にはお姉さんがいる)弱者を差別
し、近親相姦もまかり通る閉鎖的な村社会をうまく表現出来ており、ただのエロ映画で終わ
ってないのは◎。殺戮を繰り返すラストの凶行では、主人公に感情移入している自分に驚く
可能性大です。不思議な事に解放感さえ感じさせるのです。
主人公が煮詰まっていく様はこの映画の肝ですね。
残念なのは古尾谷雅人がこの世の人ではない事・・・。
彼女が水着にきがえたら [DVD]
ご存じ、フジテレビとホイチョイ・プロが、「私をスキーに連れてって」に続いて大ヒットの夢をもう一度とばかりに製作した第2弾。
バカ受けした前作のコンセプトを生かしつつ、スキー&ユーミンの次はマリン・スポーツ&サザン、時代のトレンドもしっかり効かせつつ、ボーイ・ミーツ・ガールの明朗健全ラブ・コメディに、海と言えば宝探し、夢追い人たちのロマンも盛り込んでみましたと、如何にもホイチョイらしい賑やかな作品。
前作「私をスキーに連れてって」に「若大将シリーズ」、「冒険者たち」に「007・サンダーボール作戦」を過分に意識したようなテイスト。
深刻な経済情勢の中、こんなお気楽映画を喜んで観ていていいのか、と言われそうだが、今から丁度20年前の今作、作り手の軽佻浮薄さとスケベ心がミエミエだけど(決して貶している訳ではなく、これは誉めコトバです)、そのスカスカぶりも含めて、バブル期のあの頃の能天気ぶりはやっぱり楽しかったと、同時代を生きた者として懐かしく思う。
以下は、個人的な話なので読み飛ばしてもらって良いが、今作は思い出深い映画で、今は無き名古屋の名宝劇場で、映画のスポンサーである在名局の編成の女友達に誘われて試写会で観た。駆け出しの織田裕二が舞台挨拶に来たけど、こんなに有名になるとは思わなかったな。彼女とはその後ちょっとイイ感じになって、今作の影響ではないが、一緒にスキューバを習い始めたけど、資格取得前にはただの友達に戻っていた(笑)。だからと言う訳ではなく、当時も今も、主演のふたりの恋の顛末よりも、谷啓と伊武雅刀の絡みが断然オモシロく、そして、「みんなのうた」を聴くと、未だにお台場の水上チェイスが思い浮かぶ。
微妙に映画とリンクした思い出(笑)。
天城越え [DVD]
公開当時、劇場で観た。田中裕子が賞をいくつか貰ったのも頷ける迫真の演技を見せてくれる。ストップモーションで有名な雨のシーンも本当に綺麗だ。子役の少年も素晴らしいし、他の脇役陣も実にいい。構図も決まっていて演出も冴えている。
監督初作品らしいが、下積みが長かったそうで、パンフレットに今更「第一回作品」だと謳いたくなかったのだろうというコメントが寄せられていたことを覚えている。
確かに昨日今日でてきた新人監督の作品ではない。
唯一、引っかかるのが渡瀬恒彦の老け役だ。何度見ても浮いてしまう。いったい幾つの老人をイメージして演じているのだろうか。残念。
S.O.S.
かねがね噂で聞いていたチェロプレイヤー平山織絵のスーパーユニットSJS。しばらく休止中でしたが今回久しぶりに活動再開とのこと。
メンバーには人気ヴァイオリニストのmaiko、そしてアドリブに定評のあるビオラの田中詩織も参加。はてさてどんな具合に仕上がっているのかなと思ってCDを入手。
封を開けてその選曲にもびっくりもしたのですが聴いてもやはり「So What」が一番驚きました。予想外のテンポとアレンジ。聴いている側としては面白いんですがこれを弦でやるとなると演奏している側は大変だったのではないかと。
他にもBlues En MineurやBlue En Mineurでは遊び心満載なアレンジ。「ああ、やってくれるなぁ」と楽しませてくれます。
単純な弦ユニットとしてではなく、どこかギターっぽさが強い雰囲気があり、これはリーダーである平山さんが意識してアレンジしているのではないかなと思います。
これをライブでやっているのですから実際にどんな演奏になっているのか、そして何が飛び出してくるのか想像はつきません。
近々で大きな会場でのLiveも予定されているということですのでこちらも楽しみです。