ずっとやりたかったことを、やりなさい。
一読して、そのすばらしさに驚愕しました。★10個です。
本当にあなたがやりたいことを妨げる心の叫び、恐怖、
周囲の雑音、思い込みを取り払うための、神の啓示、
シンクロニシティを得る方法を説いた「自分で自分を制限しない」
ための名著。
社会人として、生活人として、そこそこ暮らして
くると、両親や友人、仲間、読書、コミュニケーション、
メディアなどを通じて、自分の頭、心に、無自覚のまま
常識、規範、思い込みのルールをあてはめて、いつの間にか
「本来の自分がやりたかったこと」「本来の自分が思って
みたかったこと」を、だんだん忘れて、できなくなっていきます。
そして「このまま死んでもいいのか?自分は?」という思いが
芽生えてくる。そんな気づきを与えてくれる、「実践のガイド」
です。
「年を取りすぎているよ」「今から初めても、それができるように
なるときには何歳だと思う?」「退職したらそのうちやってみたいな」
などなど、こんな心の制限はありませんか?
本書がすばらしいのは、たくさんの質問(もしくは質問例)を
重ねることによって、もしくは、心を書き出すことによって、
本来の自分、子供の頃の自分がやりたかったこと、創造した
かったことをよみがえらせてくれることです。
つまり、抽象論、心構え論ではなく、実際のプラクティスを行う
ことで、まさに「ずっとやりたかったこと」は、何で、それを
実行するための障壁、恐怖心、見得、世間体、周囲の意見などの
バリヤーを克服するための方法も教示してくれています。
以前、『ソース』を読んだときも、やりたいことを全部やる、
今やる、ということの気づきを得ましたが、本書は、その実践
指南編といえます。
心に残った名言。(ピアノが弾けるようになる頃には年とってるよ、
という自問自答に対して)
☆『演奏できるようにならなくても、取る年は同じです』☆
最近読んだ本の中でも、超お薦めです。