うつろわざるもの~ブレスオブファイア4(4) (BLADE COMICS)
イントロ:
己が運命を知り、迷いを覚えるリュウ。
そんな彼を中心に、子供達を巻き込む惨劇が起きた。
それを成したのは帝国軍人、つまりはヒト・・・。
怒りのあまり、竜の力を暴走させてしまうリュウ。
半身であるフォウルがヒトに対し深い絶望を抱くのに呼応するかのように、リュウもまたヒトという生命への信頼を失いつつあり・・・。
あの名作ゲーム『ブレス・オブ・ファイア4』のコミカライズ第4巻。
さて、フォウル同様リュウもまた悲しみを背負ってしまったわけですが、今回更なる悲劇が彼の心を揺るがします。
ここまで4冊読んできた中ではもっとも辛いお話といって間違いないでしょう。
そういったわけで、今回はかなり重い展開が待ち受けています。
全体的に明るい話や場面がほとんど見られません。
回想の中でのニーナたちの笑顔がまぶしいくらいでしょうか。
(あと相変わらずニーナが幼少期もいまも可愛い)
今更ではありますが、特定の層を狙ったようなキャラ作りやお約束などではなく、物語のある漫画を読みたい人にお薦めですね。
尚、カバー下のおまけ漫画は今回も健在。
明るい話という意味ではカバー下が一番そんな感じかも知れません。
荒んだ本編とは切り離された唯一の安らぎ。
ブレス オブ ファイアIV うつろわざるもの
シリーズの中でも、ゲーム中の世界を最も意識したつくりになってます
BGMもシーンに合わせて音色が変わっていくのも好評価な点の一つです
キャラクターも個性があり、それぞれに物語をしっかりと持っていますし
なにより、ストーリーがファンタジーの中にもえげつなさがあったりと、
現実的な流れも多少含んでおります
RPGでネックになるのはマンネリ化する戦闘なのですが
コンボシステムが画期的で、多くの戦術を組むことができるのが素晴らしい
全ての要素が高い水準で揃ってるRPGと言っても良いと思いますよ
シリーズ中でRPGとして出来が良いのはこの4ですね
うつろわざるもの~ブレスオブファイア4 3 (BLADE COMICS)
相変わらずサクサクと早めな展開です。 絵がとても可愛いらしく(特にニーナ)、リュウの性格づけもよいのですが、いかんせんバトルシーンが少ないのが残念です。あってもリュウの一人勝ちのようで…。クレイやニーナ、他の仲間達が戦う姿も見てみたいと思いました。
ブレスオブファイア4‐うつろわざるもの 公式設定資料集
私はこのゲームのキャラクターデザインの吉川達哉さんの絵がとても好きで、吉川さんのイメージイラストが見たくてこの本を買ったのですが、公開されていなかったイラストやゲーム本編では語られなかった設定等がたくさん掲載されていて、期待していた以上に楽しめました。