INCUBATE
メロディの充実度で言えば、個人的にDocument以来のデキ。人間の
美醜を描く楽曲の中で、復活後もライブに組み込まれた「DeepSets」
は名曲と呼ぶに相応しいです。その他もメロディを全面的に配した
構成で、「Million Mirrors」とは違って森岡的アルバムかも。
確かに円熟。市場との折り合いって意味でも最高作だと思います。
FORM
最後にふさわしい作品だと思います。YOU、PHOENIX等どれをとってもいいできたと思います。遠藤さん、藤井さん、森岡さんそれぞれソロの作品も聞きましたが、やっぱりソフトバレエにはかなわないかな。6曲目のNO ONE LIVES ON MARSには布袋さんが参加、超かっこいいです。
MILLION MIRRORS
SOFT BALLETのこのアルバムと「INCUBATE」は、YMOのアルバムでいうと「BGM」や「TECHNODELIC」のような非常にクオリティーの高い作品になっています。 しかし、10曲目の「THRESHOLD(White-Mix)」だけは中途半端な作りで残念ですが、再結成後に発売したベストアルバム「1992-1995 The BEST+8 Other Mixes」に「THRESHOLD(White-Mix with Yellow Voices)」というタイトルでパーフェクトバージョンが収録してあります。 ちなみに「THRESHOLD」は他にも別バージョンがいくつか存在しています。 例えば、シングルで発売した「ENGAGING UNIVERSE」のカップリングに「THRESHOLD(HEAD-MIX)」があり、これはノイズだらけのハードなバージョンで、作曲者の藤井麻輝氏が最も好きなバージョンだそうです。 この他にも別バージョンがあるらしいのですが、聞いたことはありません…。 とにかく、このアルバムは楽曲のクオリティーが高くて素晴らしいのでオススメです!
1992-1995 the BEST+8 Other Mixes
再結成〜最新作発表〜ツアーとファンを狂喜させたのも束の間……再び眠りに就いたSOFT BALLETのベスト。ビクター在籍時に発表した3枚のアルバムから厳選されたナンバーと未発表トラックで構成されたこの作品で、奇才稀なる彼らが残した素晴らしき音の軌跡(エレクトリック・ドリーム)を辿ってほしい。
FORMs
解散を宣言した彼らのアルバム『FORM』収録曲のリミックス集。6曲ともイギリス、アメリカのアーティスト、エンジニアが手がける。今回の人選はテクノ系が多い。そして、原曲は見事に解体、再構築されている。2がボーカルをくっきりと残し呪術的なイメージに変化しているほかは、ほとんどアンビエント・ミュージックに。ソフト・バレエの音楽のミニマリズム的な要素がそれぞれの解釈で強調されている。