ランボー詩集 (新潮文庫)
詩人の中でもランボーは別格の伝説を誇っていると思う。詩人であった時期は 数年であり 筆を折ったその後は 商人となって アフリカ大陸を駆け巡り 37歳で死去する。夭折といえば夭折だ。詩を捨てたその瞬間にランボーは死んだとも言える。
小林秀雄以来 ランボーに衝撃を受けたという人は多い。そういえば小林のランボーという評論が3つあるが いずれも難解である。ランボーを語るのは難しいのかと思う。最近では金原ひとみが ランボーの詩集をパチンコ屋で愛読したとも聞いた。これも似合う風景である。
詩を翻訳で読むことに感じる軽い絶望感は この際忘れるべきかもしれない。この薄いランボー詩集は昭和28年に初版が出され 80版を超える増刷である。今なお ランボーに魅せられている人々がフランスを遠く離れた極東にいる。それも不思議な話だ、思えば。
フォトカノ オフィシャルコンプリートガイド (ファミ通の攻略本)
攻略情報はかなり豊富。
どのレベルでどの話題がどれだけテンションゲージを上げるか等、そういったデータも載っています。
ほとんどの情報は載せときました!
って印象を受けました。
が、他のレビューにもあったように足りない(のかあえて載せてないのか)データもあるので、分からない部分はネットの攻略情報と補完し合う感じです。
また一番良い所は、公式の強みでゲーム内の画を大量に並べてあるので、各イベントやファッション等を視覚面から探しやすく、眺めてても楽しい所ですかね。
(反面イベントページなどは画が小さいとはいえネタバレになるので、それがイヤな人はクリアするまで読み飛ばさないといけませんが。)
一方鑑賞用としては
・大きい画→表紙・扉絵・各キャラ紹介コーナーの私服画のみ
・大抵の画→3×5cmや2×3cmと小さい
のでさすがにちょっと物足りないですね。
これはファンならば夏ごろ出るのであろうビジュアルブックを買えという事でしょう。
ただ元々が3Dポリゴン絵という事で個人的には小さくてもあまり気にならない事と収録内容が
・各衣装パターンの全身画
・各アクセサリの装着バストアップ画
・各キャラの簡単な表情集
と一通り揃っているので、ファンアートを描くなど資料本としては充分使える内容だと思います。
以上の点に価値を感じられる方、ぱらぱらーっとめくってフォトカノの世界を感じたい方なんかは、余裕があるなら買ってみても良い本ではないかと。
文・堺雅人
なんとなく ハニカミの笑顔の背景
(彼の笑顔は 満面の笑顔でなく いつもハニカんで見える)
最終回ツーアウトランナーなし
だれも僕にヒットを期待してないし、僕だってそうだ。
僕が打席に立つ時は「敗北の儀式」みたいになっていた。
・・・・ 略 ・・・・
こんな子供の頃の出来事を『 型 』というタイトルで表している。
そして終わりの言葉が
” おとなになるのもわるくないもんだ ”
こんなエッセーが書かれてます。
こんな 感性の豊な本
彼の俳優としての演技が ” なるほど ”
そして ” この人はプロだ! ” と 納得する本です。
堺雅人ファンは こころの 1ページに ・・。
ドラマCD「テイルズ オブ ヴェスペリア」第1巻
作品自体とても長いお話しなので、削られている部分が多々ありますが、全体的に上手くまとめてある印象を受けました。ストーリーを追うことだけに特化して、ゲーム的には必要だけど、物語的には冗長になってしまうかな?というようなイベントをうまく省略してあるので、むしろゲーム本編よりすんなり物語に入っていくことができました。セリフはゲーム中のものをベースに、スキットの内容や戦闘ボイスなども自然に織り交ぜられています。また、戦闘シーンの掛け声なんかはゲーム以上に迫力があってカッコイイです。会話のテンポも良く、笑えたり、燃える要素も追加されていたりと中々聞き応えがありました。あと、シーンごとにかかるサントラも映画音楽みたいで綺麗でした。