裏窓
艶っぽさ、フェミニン、アダルト、可憐‥。 松浦ゆみは抜群の歌唱力、エンタテイナーだと思う。胸にジワジワ迫るホンモノの艶歌にぜひ触れて欲しい。カップリングの『演歌みたいに捨てられて』も絶品の聞きごたえです(^ゆみちゃ〜ん^)/
ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学 (理想の教室)
個人的に先行研究の使い方が上手だと思うのは 加藤幹郎だ。昔のジョイス論(「キルケ」挿話を中心とした論文 )で、この論文の論旨に関係のある範囲での『 ユリシーズ 』批評を、三段階の批評史にまとめあげていた。これは、この 論文を離れたところでも役に立つチャート だと思う。ヒッチコック 『裏窓』論でも、先行研究 の、そして登場人物の、そして映画観客の「盲点」をついており、かつ、この盲点の指摘こそが『裏窓』を観るという経験の中心になっていた。美しい活用法だ。
裏窓 (ユニバーサル・セレクション2008年第5弾) 【初回生産限定】 [DVD]
この作品を観るのは2回目だが、前回観たのはだいぶ前のことだったので、どう感じたかあまり記憶にないが、今回テレビでやっているのを観て、もの凄く手に汗握る、スリル満点の展開だなぁと思った。「のぞき」から事件にかかわるという題材なので、それはそれは、危険すぎる、ヒヤヒヤのストーリーだ。「裏窓」から、他人の生活を垣間見る、なんていう発想が突飛でユニークだ。
浅丘ルリ子のすべて~心の裏窓(紙ジャケット仕様)
このアルバムの曲は別のアルバム:60’sマスター レコーディングスに総て含まれているそうです。
でも何といってもデビュー15周年記念として企画されたコンセプトに呼応したこのジャケットの素晴らしさ(表の横尾忠則デザインと裏の神々しく美しい浅丘ルリコのアップ写真)とリマスターの点でこちらを選びました。
曲調、アレンジは変化に富んでおり(というより時代の過渡期という側面もあるのでしょうが)、不足をそれほど感じない彼女の歌唱力で飽きることなく一気に聴かせてくれます。
なお前述の別のアルバムで試聴することができます。(でもリマスターの効果はわからないのでしょうが。)