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エッジ 下 (角川ホラー文庫) 下巻のカバー(袖)のところに、ナイトシャマラン監督の推薦コメントが小さくありました。(見過ごすところでした。)「この物語は荘厳で雄大だ。」 ということは、既に英語に翻訳されていて、映画化に向けて準備が進んでいるということなのでしょう。

なんといっても、日本が世界に誇る作家、鈴木光司さんの作品です。先日も、トイレットペーパーにホラー小説を書いた(印刷した)、というニュースが欧米のメディアにも取り上げられたようです。この「エッジ」も世界に通用する小説だと思います。

これがホラ−かと言われると、それは違うと思いますが、失踪事件と古代マチュピチュや太陽黒点、銀河のかなたまでつながって話が進展してくいく壮大なスケールと、それほど破綻せずに、最後まで一気に引っ張っていく力強さはすごいです。この時空を超えて世界がつながっている感じは、どことなく「楽園」を思い出させてくれました。

「あっと」驚く仕掛けには、ちょっとやり過ぎの感がありますが、シャマラン監督にぴったりの題材ではないでしょうか。

バーバパパたびにでる (講談社のバーバパパえほん) 娘(2才半)がバーバパパ大好きなので親子共々、ほとんどのお話を読んできましたが、このお話は特にオススメ!ママを探すバーバパパがかわいくって、ほのぼのとしていて....本当に癒されます。主人も気に入っていましたよ。
楽園 鈴木光司の壮大な冒険ファンタジー小説『楽園』からインスパイアされたイメージに対して、即興演奏を得意とするコンポーザー・ピアニストの加羽沢美濃が万華鏡のように次から次へと変化する曲想を持つ15曲をリスナーに届けたものです。

加羽沢美濃のピアノもステキですが、田中邦和のサックスが実にジャジーで見事な演奏を伝えています。後藤勇一郎ストリングスによる演奏も温かく、全体に感じられる豊穣の世界観は、加羽沢美濃の才能の豊かさを証明するかのようでした。

曲の構成は、以下の通りです。
1. 神話~プロローグ:ベリンジア/ユーラシアの大地/赤い鹿/ラピシア/侵略/北の回廊
2.楽園~南太平洋の孤島/楽園の神話/赤い鹿の石/楽園の祭り~略奪/航海
3.砂漠~ニューヨーク/砂漠/鍾乳洞~地底湖/エピローグ:ベリンジア

どれもステキですが、特に4曲目の「ラピシア」は情感豊かで、物凄く美しい音楽が展開していますので、何回も繰り返し聴きたくなりますね。メロディもハーモニーもリズムから質の高い香りが伝わってきます。
9曲目のメロディアスな「赤い鹿の石」もお気に入りの1曲です。可憐で、爽やかで、キラキラと光を浴びて輝くイメージは映像を見ているかのような鮮やかさでもってリスナーの感性を揺さぶります。

ジャズともクラシックともポップスというジャンルにも入らない曲想です。まさしく加羽沢美濃ワールドとも言うべき大きくて変化自在な音楽がめまぐるしく展開されて行きますので、あらゆるジャンルのリスナーに関心をもってもらえるものだと思っていますが・・・。

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