赤塚不二夫マンガ大全 「ぜんぶ伝説のマンガなのだ!!」 (別冊宝島) (別冊宝島 1769 カルチャー&スポーツ)
書店でたまたま見かけて、つい出来ごころで購入したのですが、
これ、メチャクチャ面白いです。
このテのMOOK本にありがちな、つまらないデータの羅列や、
どうでもいいよの解説などなどまるでなし。
御祝儀の花輪のように巻頭を飾るインタビューは、
藤子不二雄A氏、北見けんいち氏という漫画家仲間に加え、知る人ぞ知る名編集者、武居俊樹氏。
まさに赤塚氏の戦友と言える三氏の証言が、最高の「つかみ」となったあとは、
それではみなさん、読んでくださいとばかりに、ただひたすらに、作品のオンパレード。
「おそ松くん」から「レッツラゴン」まで、バラエティに富んだ品ぞろえですが、
数ある作品の中から、特に「毒」を含んだものばかりを抽出したような、編集者の作品選定センスには文句なしの大拍手。
赤塚不二夫という不世出の才能の、ギャグの切れ味、鳥肌が立つような凄味を、十二分に味わえる構成になっています。
この「毒」を含んだというか、はっきり言って「毒まみれ」の面白さは、子供には分かりませんね。
大人の世界です。大人だけが楽しめるもの。
脳ミソにビリビリくるような刺激をほしがっている大人のみなさん。
一度だまされたと思って、この本読んでみなはれ〜。
スロ音 Vol.2
いまいち買う気のおこる曲が入っていない。
人によって違うと思いますが自分の打った事のない機種ばかりではねぇ。
押番や鬼浜はサントラあるし・・・。
南国、麻雀物語、嵐が入っているからヨシとするかな。
爆笑アカツカ TVショー~赤塚不二夫 アニメ大全~
現在に至るまでその個性豊かなキャラクターたちがCMなどで活躍中の、赤塚先生原作による歴代のTVアニメがらみの楽曲―OP・ED以外のものも若干含む―がCD1枚にまとめられた、おトクなコンピレーション。コンパイルは高島幹雄さんで、解説執筆には鈴木啓之さんも参加している。
初代『バカボン』の主題歌「天才バカボン」が、TVサイズとレコードサイズの2バージョン入っているのだが、これは、レコードサイズだと“これでいいのだ(イイノダ〜)”という合いの手が入り、それがTVサイズを聴き慣れた耳には違和感があるので、TVサイズもあわせて収録しちゃった、という(解説より)、うれしい配慮なのだ。
早い時期の作品のうち『おそ松くん』と『もーれつア太郎』の楽曲は朝日ソノラマ原盤で、モノラル。「おそ松くん」はTVサイズ(三保敬太郎さんが作曲し、藤田まことさんが歌っていた方の主題歌は、残念ながら未収録)。
『元祖天才バカボン』関連では4曲収められているが、そのうち「バカボンブギウギ」は主題歌シングルには入らず、オンエア当時、オムニバス・アルバムに収録されていたもの。コロムビアゆりかご会、こおろぎ'73に加え、意外に歌がうまいパパ=雨森雅司さんも歌声を聴かせる、ノリのいいレアな1曲。
“スーパー父ちゃん”が歌う(あまりうまくはないけど)、新版『ア太郎』の「がってん承知ノ介」はなかなかいい楽曲なので、誰かリメイクしないかな……、なんてことも思ったりする。
『アッコちゃん』の「すきすきソング」が、亜土たんご本人の歌でリメイクされていた、というのも意外だった(でもやっぱり、オリジナルの方がいいな)。
シメはもちろんの名曲「元祖天才バカボンの春」。
ということで、66年『おそ松くん』から98年『ひみつのアッコちゃん』まで、赤塚先生が遺した大いなる遺産の一端に、このCDで触れてみてはいかがだろうか。
おそ松くん (6) (竹書房文庫)
チビ太、イヤミ、ハタ坊、デカパン。
いよいよ役者が揃ってきました。
イヤミはトニー谷さんがモデルだそうです。
表紙絵のような完成形になるまでには、少し時間がかかったようです。
シェー!も同じように、イヤミの専売特許になるまで、時間がかかっています。
ギャグというのは、積み重ねでもあるんですね。
赤塚ストーリーギャグの世界が「おそ松くん」でこうやって出来上がっていったんでしょうか。
その作品をこうやって読めるのが嬉しい限りです。