同級生
原作のマンガを見ながら聴くと大好きな声優さんに読んでいただいてるみたいで
面白かったです。
CDの発売が決まってから原作を読んでCDを聴いた訳ですが、結構まんまのセリフ(小文字も)
があって楽しいと思いました。
マンガに出てきた歌はどうするの?と思ってましたら、音楽の先生役の石川さんが五線譜に
書き起こして指導して下さったとか?神谷さんや野島さん、最初は石川さんの歌も少しです
が聴けたのも嬉しかったです。
何回も聴きましたが飽きなかったです。
出来れば原作を見ながら聴いてみて頂きたい作品です。
同級生 [DVD]
先が読めるストーリーだと思いますし、誰がもう一人のジュンかというのは、すぐに予想がつきますが(というか商品自体を見ればわかる)、私はこういうテイストの作品は好きです。
中村優一と桐谷美玲のメインキャストも良かったですが、私的には早川希美の妹、由紀と、潤の友人、加藤の存在が結構効いていたと思いました。
加藤の「ジュンって本当にいたのかな?潤を立ち直らせるために現れた幽霊なんじゃないか?」といった言葉、ある意味本質を突いていて印象に残る言葉でした。
この言葉のように「父親から認められたいがための競泳」の挫折から立ち直り「子供たちに教える水泳」への脱却をします。何故水泳教室で子供たちに教えることに意義を見出すのかは後半に明らかになります。
私は劇場公開時は全くこの作品を知らなかったですし、この作品を見ることになったのはある意味偶然ですが、良い作品だと思うので、機会があれば見て欲しい作品です。
一つ☆が減なのは、中盤あたり二人のジュンのケータイメールで連続してのやりとりがあるのですが、画面の切り替えが早くメールを読み切れないうちに
次々とメールのやりとりが行われてしまったということ、また関連してどっちがどっちのジュンだかわからなくなってしまい、巻き戻したりもう一度視聴したというところからですが、
この作品の重要なアイテムであるケータイメールのスピードについていけないというのは、私の年齢的なことなどこちら側の原因によることでしょうから、同級生世代は大丈夫でしょう。
私はメールのやりとりを確認するために、二度目の視聴をしましたが、もう一人のジュンの存在を意識して、再度視聴してみるのもおもしろいと思います。
このときもう一人のジュンはどんな気持ちでこのメールを打ったのだろうかとか、深く考えてみるというのも二度目以降の視聴方法として有りだと思います。
面と向かっては言えないことが、メールでは言える。そういうこと結構ありますし。
もちろん逆に文字にすることで、印象がきつくなり相手を傷つけるということも現実世界ではありますが・・・
そして、二度視聴して分かったことですが、タイトルの「同級生」も潤と病気で一年留年して同級生となったという単なるクラスメートの意味ではないようです。
3月10日に誕生日を迎えたジュンが来年の誕生日までの1年間、年齢を重ねることのなくなってしまったもう一人のジュンと同い年という意味もあるようにとれました。
また、この作品とリンク(と制作側は言っているようですが、私はパラレルワールドだと思います)している「体育館ベイビー」の方は、私的にはちょっとダメなテーマでした。
こちらも複数回見れば、良さや秘められているメッセージもわかってくるのでしょうが、ちょっと・・・
同・級・生 (文春文庫)
なつかし~。
高校生の頃、漫画雑誌に連載されていた頃はあんまり面白いと思わなかったのです。絵は描写的でないし、第一ストーリーが理解できなかったし。で、大学に入って、ちょっといいな、と思ったのですね。自分のまわりにありそうでない恋愛の描写。現実にあるどろどろしたものを多少残しつつ、適当に解毒する距離感。就職から結婚という終身雇用時代における大切な人生の決定過程において揺れ動く20代の心のゆらめきを上手く描写しつつ、本当に触れたくない恋愛の醜さはさらっと流す微妙な感覚。大学生の頃って、恋愛のことばっかり考えていたものです。
さて、今になって、実はお見合いもしてみたり(そしていろいろないざこざにあってみたり)、アメリカに留学もしてみたりして、結構、自分史的にかぶっている部分あってのことでしょうが、なんとなく過ぎてしまった、そして自分では(似たような時間をすごしつつも)経験できなかった青春って奴がそこに描かれている感じがして、いいんだなぁ。名作だと思います。それは多分、過ぎてしまった時間に対する郷愁に過ぎないのかもしれないのだけど、本当にイイカンジに感傷的になってしまうマンガです。優れて個人的な問題のような気もしますが、とても好きな本です。
同・級・生 (小学館文庫)
大学の同級生・恋人が社会に出てその後どうなってゆくのか、を描いています。これが、かなり身に積まされるエピソードばかりで、思わず自分を投射してしまいます。学生時代の甘ったるい日々や青っぽい正義感が、有無を言わせぬ組織の掟に従って、自分自身も変わってゆきそうになるのですが、どうしても甘く切ない学生の頃を引きずってしまう。それは幻にしか過ぎないのですが・・・。恋愛をテーマにした作品をお探しの方にはお勧めです。漫画なんか、とお思いの方には是非読んでもらいたいと思います。
人妻官能浪慢FILMS〜同・級・生 [DVD]
かつての同級生。片や事業で成功して立派な邸宅を構え、片や落ちぶれて庭師となって再会。その同級生には美しい妻がおり、それはかつて憧れた女性だった……。登場人物3人がみんな同級生という、ストーリーに一捻りの跡が見られる作品である。しかし、それにしても回想シーンだし麗しいとはいえ、しっかり熟女な町村小夜子さんに体操着&ブルマでのカラミを演出する監督はチャレンジャー。それに応えた町村さんにも天晴れと申し上げたい。最終的には変わった性癖がエスカレートした夫の元から逃げ出して庭師との純粋な愛を確認する結末で、全体的にソフトではあるのだが、自分の邸宅に庭仕事に訪れた同級生に見せつけるような情交におよぶ場面が、庭師の目線、つまり家の外から2階の窓越しに見上げる格好で撮影されていて新味。できれば庭師の目を気にして妻がもっと恥ずかしがったり拒んだりした方が雰囲気が出たと思うが、これはこれで悪くなく、なかなか印象的なシーンだった。