相棒 劇場版II オリジナル・サウンドトラック
劇場版IIをレイトショーで見た。レイトショーでも年配客が多くて
驚いた。その層にもよって人気が支えられてるのが今の相棒である。
前回の映画より、奥が深くて最後まで飽きずに見れた。音楽も高揚感
が前よりパワーアップしていて満足した。
右京がロープで降りるとことろの音楽での盛り上げかたは、妙に「007」
シリーズを意識してるなと思って少し笑える部分であった。確かに全体
の曲調通してみると「007ワールド・イズ・ノット・イナフ」あたりの
サントラをヒントにされているのかもしれない。
ドライブ中に、アクション映画や刑事ドラマのサントラかけまくりたい
気分になるときのセレクションに本作のサントラ盤も加わった(笑)。
右京と神戸がGT-Rで捜査に赴くときのイメージ映像が膨らむ。
今回の劇場版は内容もさること、サウンドの出来には満足した。久々に
邦画のサントラ盤を購入したくなった!
及川光博ワンマンショーツアー08/09 「RAINBOW-MAN」 [DVD]
御存知の方には常識ですが、スタジオとライブはノリが別物です。そしてこのライブのように、2000〜3000人のハコで観客を煽らせたら半端ないです。ファンと馴れ合ってるだけじゃねえの、って意見もあると思うんですよ。でも、それはちょっと違うと思うな。しっかり普遍性がある。何か聴いてみてちょっとでも琴線に触れたら、最近のライブDVDを観るのをお薦めします。
さてこのDVDですが、発売日に買ってもう何度観たことでしょうか。
前回・前々回のDVDが愉しめたなら、今回も買いでしょう。期待を裏切りません。セットリストもキャッチーな曲揃いです。今回は特にロック寄りのナンバーで名演が多かったように思います。「僕のゼリー」「GO AHEAD!!」、そしてアレンジが変わって更にダンサブルになった「CRAZY A GO GO!!」(個人的にはこのアレンジの方が好きです)、これらは恰好良さ、爽快感、パフォーマンス、どれも素晴らしいです。「ポン酢」も一見の価値有りのアホらしさです。
副音声でも相変わらずエンドレスでうだうだ言ってます。でもこの人の自分語りって、全然嫌味じゃないんだよな。人徳でしょうか。
しかし一方、歌って踊ってる最中、今年はいつもよりちょっとしんどそうでした。年々お疲れ度が増してるのが気になる。歌に息が足りていないような場面も、笑う余裕すらない様子も、結構ありました。シューティングの日がたまたま本調子じゃなかっただけなのか、どうなんだろ。
ただね、過去のライブと較べてどうの、ってのは少々酷だと思うんですよ。あれだけ踊り続けて、平メロがすっ、と出てたこと自体が奇跡のようなものなんで、今までが人間離れしすぎだったんでしょう。
しかしなんだかんだ言っても、当代随一、生粋のエンターティナーの繰り出す手練手管の数々、時間を忘れますよ。
変な中年男性(と、副音声で自分で言ってました)でいるのも、途方もない努力が必要だと思うので、無責任とは思いつつ、今後も頑張って頂きたいです。望むなら最低50歳までは、ダンスナンバー中心のセットリストを組んでほしい。ストーンズを超えてほしい。乗りに乗って常軌を逸してほしい。もう、それだけです。
相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- 豪華版DVD BOX (初回完全限定生産)
映画館で見て、絶対買おうと思っていました。
通常版と悩んで、出演者の豪華さから、こちらを選択。
官房長官のポストカードも含めて(笑)買って良かったと思えています!
特に未公開シーンを含めたエクステンデッド・エディションが見れただけでも、私としては価値があったと思えます。
映画館で見てて、捜査一課トリオの影薄いのが勿体ないと思っていたら、未公開シーンでは、ちゃんと動いてたり(当たり前なんですけど(笑))とか、イタミンのくすっとさせてくれるシーンがあったりとかで、やっと相棒を見た!と思えたり。
他も見たかったシーン(朝比奈圭子の選択とか)があったりして、いろいろ事情があるにせよ映画館でこっちを見たかった気もしてしまいました。
そして相棒の初期シーズンから一貫して描かれていた、それぞれの立場での正義、
今回はメインシナリオと平行して、小野田官房長官と杉下との正義の違い、進んできた道の違い、その結果を顕し、最後にそれでも杉下の選ぶ正義が描かれ、と、10周年作品として見たら納得できるというか、あのシナリオボリュームの中で綺麗に纏められていたと思います。
最後も賛否両論あるようですが、ちゃんと杉下の説明もあり、私としてはグダグダにならずに良かったのでは、と思って見ていました。
シナリオのテンポの良さに、何度見ても引き込まれ、また各キャラクターの立場や心情も分かりやすく描かれていて、相棒好きな方なら見て損は無いと思います…個人的意見ですけど(笑)。
改めて、制作スタッフの方達の相棒シリーズやキャラクターへの拘りや熱意が垣間見える作品で、娯楽映画として見るなら秀作だと思います。
長く語ってしまいましたが、私は買って良かったと思えるDVDでした。
次のシーズンも、宇津井さんのキャラクターやら、早くもいろいろ期待しています!
相棒 season9 DVD-BOX II(5枚組)
気が付けが「相棒」もはやseason10。先日放送された初回は、ドキドキハラハラさせて、最後に見事にカタを付けるという快作で早くも今後を期待させる出来栄えだった。
何でもシリーズ最高視聴率を記録したというseason9だが、この作品は最初から一定の質をずーっと保ち続けていたので、それだけ作品が市民権を得た証かなと思う。2代目相棒の及川もすっかり作品に溶け込んだ印象。ただ最近、嫌味な一顆の存在感が薄れてきているのが少し残念。
season9の白眉は、やはり本作に収録されている「監察対象 杉下右京」だろう。差し障りがあるのでストーリーには触れないが、最初に観たときには見事に騙されました。寺脇から及川に交代してから作品が「重く」なる傾向があるけど、ラストシーンの作り方で救われるので、製作者にはその辺りの配慮をお願いしたい。
放送が長期化すると、どうしてもマンネリ化が避けられないんだけど、相棒がこれだけハイレベルを保ち続けることができるのは、やはり脚本の良さとチームワークだろうか?少しでも長く続くことを期待したい。それと、season5で止まっているスリム版、早く続きを出して下さいな。
相棒 season9 DVD-BOX I(6枚組)
このシーズンでまた一人、『相棒』の初期からのレギュラーが退場。
杉下右京の新たな相棒が知性派の神戸尊になったのは、来るべき超大物レギュラーの退場後も『相棒』シリーズを継続するための布石なのかもしれない。と思わせるシーズン9。