アニメージュ・メモリアル・コレクション
92年11月に徳間から発売された、80年代アニメを振り返るシリーズの1つで、本作は「魔法の少女クリィミーマミ」、つまり太田貴子の歌が大部分を占める。このアマゾンHPの曲目リストには歌手名が書いてないので追記しておくと、「トラック1・2・4・5・10・11・19:太田貴子、3・18:ダ・カーポ、6・13・14:小幡洋子、7:安田成美、8:後藤恭子、12:成清加奈子、15:シェリー・サベッジ、16:刀根麻理子」である(9はインスト)。
発売当時はかなり便利なCDだったが、ライナーノーツでお詫びの言葉が載せられているように、「魔法の妖精ペルシャ」のOP&ED(岡本舞子)や「魔法のアイドルパステルユーミ」のOP&ED(志賀真理子)が収録されていないのが非常に残念だ。また、「キャッツ・アイ」のOP&EDは「続編」の方しか収録されていないので、本作発売当時に遡って評価するならば星4つだろう。
ところが、03年10月になって、岡本舞子と志賀真理子も含め、スタジオぴえろ制作の「魔法少女シリーズ」の全OP&EDを収録した決定版『アニメージュ・魔法少女・コレクション』が発売されたので、今やこちらの方が全体的にお得だ。しかし、「BIN♥KANルージュ」「美衝撃」の2曲は未収録なので、本作にもまだ一聴の価値が残っている。従って、現時点での評価は星3つが妥当だろう。購入するお金が惜しい人は、レンタル屋によっては借りられる所があるので、探してみよう!
ところで、小幡洋子の現在入手可能な作品は04年12月発売の『ゴールデン☆ベスト』だが、アニメ関連ソングは当然全曲収録である。興味のある方は是非!
MOONLIGHT ISLAND
70年代に生まれた名曲群を桑名晴子が敬意を込めてカバーした名盤が長門芳郎監修によるデジタル・リマスタリングを経て復刻した。
選曲、AB'sによるアレンジ、演奏、すべて申し分ない出来のカバーアルバムでありキャラメル・ママ~ティン・パン・アレー~ナイアガラ周辺のファンには周知の本作がこのような形で復刻されることはとても喜ばしい。
1、2曲目の細野カバーを芳野藤丸と松下誠が交代でアレンジし最後に実兄・桑名正博の名曲「夜の海」もアレンジ違いで並べて締めくくるという構成もAB'sテイスト溢れていて心憎い。まさに日本のAOR、80年代シティ・ポップスの豊穣なる収穫である。
J-BLUESコンピレーション at the being studio
かつてリリースされ今現在では入手困難な音源が多数収録されている、BZのファンやZARDのファンの方にもお薦めの1枚。特に1は伝説のブルーズバンド「ブレイクダウン」の解散後、近藤房之助が結成した「OneArm」時代のものであり、現在入手可能なOneArmの音源はこのCDだけであると思われる。日本を代表するブルーズマン近藤房之助、永井ホトケ隆、クンチョーの説得力のある、音楽を通して人生が垣間見えるその姿は、現在の日本の音楽シーンを深く再考させられる、まさに「教科書」である。必聴!!
アニメージュ・シングルス~なつかしのアニメソング集~/1985編
白状します、バイクロッサーの主題歌目当てで買いました。それにしても、バイクロッサー関連の音楽商品は少ない。と、言うよりも、このCD以外には現在バイクロッサーの歌を収録しているアイテムはない(たぶん・・・)。
個人的には挿入歌の『おれとおまえはバイクロッサー』を聞きたい!!。
メチャカッコ良いから・・・。
てな訳で徳間ジャパンさん、早くバイクロッサー単体のCDを発売してください、ぜひ!!。