火宅の人 (上巻) (新潮文庫)
破滅型と、また無頼派と称される作家檀一雄さん。「火宅の人」は、その一面ではあるかもしれないですが、こんなにまで浪漫を追い求めた人。生あるものの側に立った人。戦前の同人誌に発表された「花筐」・「佐久の夕映え」・捕鯨船で南氷洋の捕鯨船に乗り込んだ折りの「ペンギン記」や・戦後直後の「リツ子・その愛」「リツ子・その死」などもぜひ読んで下さい。「火宅の人」読後に当事者である夫人(「檀」沢木 耕太郎著)や恵子さんの手記(檀一雄の光と影―「恵子」からの発信)に関心が集まるのは、私には悲しいことです。「火宅の人」は。確かに私小説家の最後の作品ですが・・・。前妻の闘病と檀さんの必死の献身的な看護、長男太郎さんとの父子の会話など私は何より思い入れがある名作「リツ子・その愛」「リツ子・その死」が、いまだに文庫本でさえ絶版です。USEDでは手に入りますし、檀さんをより深く知りたい方にお勧めします!
ウルトラマンSTORY 0(3) (マガジンZコミックス)
エースとルティア…二人の絆に思わず涙。オリジナルのウルトラマン達も登場し、別の星で初代とバルタンが…怒涛の展開です。バルタンは、かなり極悪。(見た目もリアルで怖い)初代はこれからどうなってしまうのか…
ハッピーバースデー
実際 私も母親に
『産まなきゃよかった』
そう言われ
私の誕生日にケーキなど出たことはなく
『あぁ 忘れてた』
それで終わりです
兄の誕生日にはかわいいイチゴのケーキが毎年用意されていました
学生時代 友達の家に家出をし 1ヶ月程たった頃 お父さんに連れられて 母親が家に迎えに来て
その時 母親が泣きながら言った言葉に愕然としました
お父さんに怒られたから 謝りにきた
そう言いました
私のことは どんな事しても目に入らないのだと そう思い 諦めました
壊れそうになる度 周りの人達に助けられてきました
今度 一人暮らしを始める予定です
その前に 最後に 母親にこの本を読んでもらおうと思います
色々と重なるところがあるからです
あの人は何を思うかわかりませんが
私はこれを読み もう一度 近づいてみようと思いました
ただ この本のように キレイにまとまるかな?とそんな思いから☆4つです
ウルトラマンSTORY 0(8) (マガジンZコミックス)
最初のころは、各ウルトラ戦士の誕生秘話を描くエピソードが中心になっていました。しかしこの辺りから公式の設定とキャラクターを自由に使って、真船先生が想像の翼を広げているのが分かります。公式設定の補完やサイドストーリーを求めている読者には不満かもしれませんが、シリーズに対するオマージュが随所にちりばめられているので、ウルトラマンファンは十分に楽しめると思います。