Good Luck
これは文芸書でもビジネス書でもなく、寓話です。
寓話から何を学び取るかは、読者個々人の問題。
曰く、占い師から抽象的なことを言われて「あ、あのことかも・・・」と内部処理をして、
「あたった」と納得する作業に似ています。
なので、文芸書として読んで、物語性が弱くて当たり前。
ビジネス書として読んで、啓発性が低くて当たり前です。
「チーズは~」以来、この手の寓話自己啓発物が量産されているため、
目新しさに欠けるという市場背景もありますね。新鮮味がないというか。
『グッドラック』は、言ってみれば水晶玉のようなもの。
見たい人に見たい内容が読み取れる寓話です。
ただしこの手の本は、借りたり立ち読みしたりではありがたみが薄れます。
ダメモトで買って読んでみてはどうでしょう。
当たるも八卦、当たらぬも八卦です。
ちなみに、私には何も触発されるものはありませんでした。
でも、人が違えば結果も違うと思いますので、
まずは自分で確かめることをオススメします。
得るものがある方もいらっしゃるかと思います。