チャージマン研! Tribute to Soundtracks vol.1
あのチャージマン研!のBGMが時代を超えて平成の世で
発売されるとは、これは夢だろうか?
殺人レコードに針を下したと同時にかかる
いつものあのBGMが
果たして劇伴なのかレコードの音という設定なのかという
何の説明もないまま進行する謎のアニメ。
いやほとんどが引きセルでアニメとはいえない
まんが映画かw
どーでもいいけど、しょーもないトリビュート曲をつけるくらいなら
もう少し値段下げてほしい。
チャージマンファンは、そんなのつけなくても買うに決まってる!
のんきな導入曲を聴けば、バリカンのマヌケ声が思い浮かぶ
嗚呼、トリビュートさえなければ…
ジュラル星人のしわざに違いない
いや、もしかしたら、トリビュートの連中は全員ジュラル星人か?
とにかくすぐに廃盤になりそうなので
チャージマン研ファンは即購入せよ
石の花(3)内乱編 (講談社漫画文庫)
第二次大戦中のユーゴスラビアのマンガです。ドイツの侵攻下の状況です。
示唆の多いマンガです。
ドイツの将校は言います。
「大衆の心をとらえるには『理性でなく感情にうったえろ!』
『人間は本能 衝動の反射神経のかたまりとして扱え!』
『いかなる宣伝も民衆的でなければならず
知的水準を中でも最も愚鈍な連中の受容能力に応じたところに
おかなければならない』ナチスは実践した!」
パルチザンに身を投じた少年は,戦場での結婚式に立会い,目をとじて思います。
「それなのに笑った
それだから笑ったのか・・・」
直後に敵機来襲を受けます。
「操縦士の顔が見えた。
人間だ
人間だった!!」
緻密な考証に基づいていて,戦争とわれわれの暮らしがいかに地続きになりうるのかを示します。
戦時を描いているのにとてもやさしい絵です。
さすが手塚治虫の弟子です。
本日も晴れ。異状なし‾南の島 駐在所物語‾ [DVD]
平均視聴率8%と、長いTBS日曜21時枠の中でも最悪の部類に入る結果になってしまった。
しかし、視聴率だけ見ると「このドラマは最低」と思えるかもしれない。
だが、そんなことは決してない。
私見だが、「いままで見てきたドラマのなかで、ベスト10に入る作品」と言ってもおかしくはない。
本作品が始まる前、基本設定を聞いた時は、「これは、『Dr.コトー診療所』と全く同じではないか」と思った。
しかし、「何でこんなに素晴らしいドラマがこんなに視聴率が悪いんだ」今では思っている。
「人が人を思いやる」ことの大切さ、尊さを感じることのできる素晴らしいドラマである。 放送期間中に見ていない人はぜひ見てほしい。
余談だが、私は沖縄を舞台にしたドラマ、映画の出演がきっかけで出世していく女優を「沖縄作品出世女優」と呼んでいる。
それに当てはまると思っているのは、「ちゅらさん」の国仲涼子、「瑠璃の島」の成海璃子のふたりだ。
本作品で玉城美波を演じた夏末エレナにはその3人目になるのではないかと期待して見ていたが、少なくとも本作品をきっかけに出世していくことは難しいだろう。
今後の活躍に期待したい。
ウルフガイ‐THE ORIGIN‐【下】狼の怨歌 (マンガショップシリーズ 429)
オリジナルのウルフガイ、待望の復刊です。
上巻の内容はかつて奇想天外社より一度出版されていましたが、この巻の内容は一般向け書籍では初刊行となります。
小説版「狼の怨歌」は一部性的な描写とCIA非合法工作員のメンバーにチーフスンを加えた以外はほぼ正確に本作をなぞっており、暴力的で残酷な描写(生体解剖を行う狂気の医者や米中秘密工作員の酸鼻を極めた殺し合い)、望月三起也氏の作品と同じく最も早くスタームルガー・ブラックホークやウェザビー・マグナムと言うような強力な銃の固有名詞を少年誌に載せた嚆矢的作品であるなど、余りにも大人向きの内容に驚きます。
坂口尚氏の自由闊達なペンタッチは時代を超えてその素晴らしさが良く解かります。
氏の軽快でユーモアを失わない作画のお陰で前記の酸鼻を極めた原作世界が大分緩和されています(手塚医師のキャラクターデザインやその最期はやり過ぎですが)。
この巻から登場する魅力的な悪漢「西城」は文庫版・生頼範義氏の挿絵と本作とのキャラクターデザインの比較も楽しめます。
原稿が紛失して印刷見本や掲載誌を基にした部分も現在のデジタル技術でかなり修復されており、金額に見合う仕事がされています。
個人的には当時、定期購読していた小学館の学年誌から漫画専門誌に移行したいと考え、親に交渉して児童向け漫画週刊誌「ぼくらマガジン」を試験購入して貰った所、検閲した親が本作や永井豪氏、ジョージ秋山氏、絵は優しい物の孤児の人身売買や試合に負けたレスラーの制裁死等内容は凄惨だったタイガーマスクに怖気づき却下された苦い思い出が有るだけに嬉しい再刊です。
70年代、坂口尚氏がぼくらマガジンやタイガーマスク別冊に発表した短編にはとても子供向けとは思えない無常観溢れる怪奇物(「生き人形」や「あおびょうたん」)が有ったと記憶しております。
こちらも限定発売はされていた模様ですが何卒多くの眼に触れる形で再発される事を祈っております。