激昂がんぼ(7) (イブニングKC)

きちっと検証しているし、一般の人の知らない世界を描いていて興味深い 激昂がんぼ(7) (イブニングKC) 関連情報

激昂がんぼ(3) (イブニングKC)

前巻で寺本を見事につぶした二宮でしたが、
本巻ではその寺本の反撃が開始されます。

寺本は寺本らしく陰湿かつ着実な布石を打ってきますが、
それを時にスマートに時に泥臭く処理する二宮・神埼のコンビが、
官官、官民、民民の複雑で様々な絡み合いや、
人間関係を巧みに利用して物事を運んでいく様は非常に読み応えがあります。

バイク屋行政書士の存在や、
神崎から松子が土地を手放すという言質を取ってからの、
政治家パーティーのタイミングなどには少々ご都合主義な感じも否めませんが、
それでもこの内容を一巻で破綻なく纏め上げる構成力や、
難解に絡み合う内容をわかりやすく読みやすく描かれていて、
絵柄さえ受け入れることができれば、スルッと読めてしまいます。 激昂がんぼ(3) (イブニングKC) 関連情報

激昂がんぼ(6) (イブニングKC)

裏社会をあまりにもリアルに描かれていてドキドキ感はなかなかです。 激昂がんぼ(6) (イブニングKC) 関連情報

激昂がんぼ（5） (イブニングKC)

前作、「極悪がんぼ」は最初こそ面白かったものの
末期は、冬月のキャラ崩壊、事件屋と関係ない選挙の話などを混ぜ込んだあからさまな引き伸ばし等、
買い続けることが苦痛なぐらい酷い出来でした。

それが2009年で一旦終了し、新たに、二宮という、若手キャリア官僚を絡ませて
雁屋哲作品「野望の王国」的なテイストを加えたのがこの作品です。
これが驚くほど素晴らしい。イブニング作品の中ではダントツに面白く、毎回これだけを楽しみにイブニングを買っております。
リニューアルは大成功でしたね。

ところで、田島、東風コンビのもう一つの作品である「カバチタレ」は、行政書士と関係ない話が続くあからさまな引き伸ばし等
極悪がんぼの末期とそっくりなグタグタぶりですが、こっちも一旦終了して、テーマを変えて再スタートしたらどうでしょう。 激昂がんぼ（5） (イブニングKC) 関連情報

激昂がんぼ(1) (イブニングKC)

広島を舞台にした、総務省官僚と地廻りのフィクサーの対立と共闘を描いた作品。官僚組織の意思決定フロー、権力争い。アウトロー側の手法が
そそられる。「2流国立大卒」という設定の総務省官僚が本省で出世するための悪戦苦闘がメイン。単純にストーリーも楽しい。
原作はカバチタレの人と同じ。 激昂がんぼ(1) (イブニングKC) 関連情報