レオン・フライシャーは、アメリカ合衆国のピアニスト・指揮者。
カリフォルニア州サンフランシスコに東欧ユダヤ系移民の家庭に生まれ、4歳でピアノを学び始める。8歳 ...
レオン・フライシャー ランキング!
毎年6月、ベルリン市のオリンピックスタジアムを中心とした公園の一角にある野外音楽堂で開かれるベルリンフィルの春シーズン終了を告げるコンサート。毎年指揮者が変わる中でこの92年盤はジョルジュ・プレートルだった。最近ではウィーンのニューイヤー・コンサートで史上最高齢の指揮者として馴染みのあるこのマイスターが選んだのは宝石箱のような燦めきを持った作品ばかりだった。
緑の森に包まれた中から聞こえてくるかのような『ボレロ』それを挟む形で演奏される『カルメン』そして毎年のニュー・イヤーではお馴染みの『ラデツキー』とアンコールの『ベルリンの風』。
NHK教育テレビでの放送を見てCDショップに行き『ラトルのロシアン・ナイト』を探したが映像化されておらず、偶然に見つけたのがこのタイトルだった。誠実さと同時に音楽を心底から楽しみ、そして音楽の先人達に敬意を払う姿さらにプレートルと音楽の巨匠達がその対話を楽しんでいるかのような表情が画面を通して伝わってくる。
日本でも“フォルジュルネ”が定着しつつあるがそれでもまだまだクラシック音楽が身近な存在であるとも言い切れない。かく言う私もクラシック音楽に関してはさほど詳しくもないが、聴いていて心地よいモノであるならばそこに“テクニックがどうのこうの”であるとか“録音状態が〜”と重箱の隅を突くような姿勢には疑問を感じてしまう。そんな時には「ではアナタに彼のような演奏ができますか?」と切り返したら、それは意地悪な質問だろうか。
画面からは指揮者もオーケストラメンバーも聴衆も共に音楽を楽しむ様子を十分に受け取ることができる。そこにあるのは“飾り物としての音楽”ではないと思う。いつから日本ではアートを飾り物として扱うようになってしまったのだろうか。
ヴァルトビューネ1992 フレンチ・ナイト [DVD] 関連情報
全111曲・460分に亘り、選りすぐったバッハの名曲が収録されています。
しかも、CD7枚組でこのお値段はなかなか良心的だと思いました^^
全部聴くのに相当な時間がかかりますが、バッハファンには納得のいく内容ではないかと☆
これからクラシックに触れてみようと思っている方にもお勧めです!
エヴリディ・バッハ~究極のバッハ・ベスト 関連情報
30年前に廉価版レコードで聞いていて、今でも時々思いだす私的名盤です。
北欧の冷たい空気が、爽やかに感じられたひきしまった演奏です。
レコードプレイヤーも使えなくなり、レコードも行方不明のままですが、
また聞いてみたくなり、CDショップなど探してました。
当時評価などあまり高くなかった記憶ですが、この欄のレビューを
拝見して高い評価を得ていると納得しました。
ジョージ・セルは現在でももっと高い人気があってよい指揮者の
1人でモーツアルトなどCD再発を期待したいものです。
シューマン&グリーグ / ピアノ協奏曲 関連情報
私はベートーヴェンといえば「第9」や「運命」のような重厚でメロディがシンプルでわかりやすくて迫力のある厳粛な音楽というイメージだったのですが、このアルバムはPOWERFULだけじゃない様々な曲が詰まっています。
DISC1の#1はベートーヴェン唯一のオペラ曲(歌はなし)や、DISC2の#2 #3 #5 #7のピアノ曲は、静謐でなおかつロマンティックな曲で夜にぴったりです。タイトルしか聞いた事がなかった#2「月光」#7「悲愴」もタイトルだけだと暗いイメージがしていたのですが、全然そんなことはなく、ベートーヴェンが恋していた時に(生涯独身でしたが、恋多き男性でモテていたと解説に書いています。)書いただけあって、柔らかくSWEETで美しい曲でこのアルバムの中で1番好きです。
逆に#8〜#10は爽やかで、明るい気持ちになり高揚感あふれる感じで憂鬱な朝にも?晴れやかな気持ちになるような曲です。
DISC1の#3 DISC2の#4 #8 #11は小中学校の掃除時間にかかっていたこともあり、これもベートーヴェンだったんだ!と今更ながら新しい発見でした。
2枚組でジャケも美しいですし、ベートーヴェンについてや各曲の解説・曲にまつわるエピソード等もわかりやすく書かれていますので、クラシック初心者の私にはありがたいです。
欲をいえば「第9」「運命」第1章も聴きたかったです。
イマージュ クラシーク~ベートーヴェン 関連情報
「ジストニア」(局所的筋失調症)と呼ばれる右手の運動神経障害のため、1965年に第一線の演奏活動から退いたピアニスト、レオン・フライシャー(1928- )。治療によって右手の演奏能力を取り戻し、“両手”によるソロ演奏として、40年ぶりに録音したのが本CDです。
2004年の6月4日から6日にかけて、ニューヨークで録音されたDISC-1の7曲。「今、こうして、ピアノを両手で弾くことができる喜び、その有り難さ」を深く感じて演奏しているピアニストの思いが、それぞれの曲にこめられているようで、胸を打たれます。バッハのコラール2曲、スカルラッティの「ソナタ」、ショパンの「マズルカ」と「夜想曲」、ドビュッシーの「月の光」と続く小品の演奏がとりわけ素晴らしく、心にしみとおる味わいがありましたねぇ。感動しました。
DISC-2のラヴェルは、右手の障害が治る前、左手のための曲のピアニストとして演奏活動を再開した1982年の録音。録音の違いのせいか、DISC-1に比べて、かなり音量を上げて聴きました。“両手”によるDISC-1のピアノのような、一種特別の味わいというのは感じませんでしたが、幻想的な曲の雰囲気をよく捉えた演奏で、聴かせます。
収録曲の思い出を演奏家が語った文章をはじめ、ライナー・ノートの文章も読みごたえがありましたね。次に引用するのは、このアルバムの基本的な性格について、レオン・フライシャーが語った言葉からのものです。
<この30年か40年を乗り切るために私が必要としたのは、手の数、指の数というものをあまり重視しないで、音楽を音楽たらしめているその根本に立ち戻ることだった。(中略)楽器編成は重要でなくなり、音楽の中身、内容がより大切になる。>(訳:渡辺 正)
トゥー・ハンズ 関連情報
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