Glowlamp ギターの石井裕さん、ベースの二階堂拓人さんにMONSTER CABLEを試奏、コメント頂きました。
二階堂黎人 ランキング!
発表時点で「哲学者の密室」(笠井潔)を抜いて、世界最長の本格探偵小説となったことでも有名。ゴチゴチの本格保守本流作品。溢れんばかりのロジックは濃密。ただ、その長大さゆえか、全体としては散漫なところや雑なところもある。といっても、十分に大掛かりなトリックが仕掛けられた本作品は本格探偵小説好きを決して失望させない。 人狼城の恐怖〈第1部〉ドイツ編 (講談社文庫) 関連情報
大傑作です。
冒頭に「倒叙もの」の定義が掲げられていて、前半は犯人(従犯)の克明な犯行告白と警察の捜査が交互に描かれています。しかし、この作者がただの「倒叙もの」を書くはずがなく、その前半部に大きな欺瞞と仕掛けが施されていました。
後半は、名探偵水乃サトルと犯人(主犯)の対決となるわけで、構成も凝っており、謎解きの興味とスリルが同時に味わえます。壮大かつ鉄壁なアリバイ・トリックは、犯人たちの半生によって完成されるという凄まじい内容であり、心底驚かされました。なにしろ、犯人がトリックを構築していく過程がすっかり書かれているにもかかわらず、警察にも読者にも、それを解き明かすことができないという(絶対ありえないような)趣向になっているのですから。
結末で証される事件の真相は衝撃的で、その奥深い秘密はたった一言で暴かれます。再読すると、そのための証拠や伏線があちこちに鏤められていて、しかも、読者を誤導するための多くのダブル・ミーニングが、巧妙に用いられていることが発見できます。そういう意味では、作者の腕前を二重に楽しめる作品なのです。
悪魔的な犯罪者はこの作者の作品によく登場しますが、本作の主人公たる悪女ほど狡智に長けた人物はいなかったように思います。
智天使の不思議 (光文社文庫) 関連情報
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1992年に出た単行本を1994年に講談社ノベルス化し、さらに1995年に文庫化したもの。
二階堂蘭子のデビュー作。
江戸川乱歩に影響を受けた、猟奇趣味たっぷりの物語。乱歩ほどグロテスクではないが、奇怪で残酷な事件を求めている人にはまたとない一冊だろう。
ミステリとしても、そこそこの洗練度にある。いくつものトリックが詰め込まれ、楽しく読むことが出来た。
ただ、ほとんど最初から犯人がバレバレなのが痛い。あまりにも隠し方が下手なので、ほとんどすべての読者が100頁も読まないうちに真相に気付いてしまうだろう。550頁近くもある本なので、興味を失わずに読み続けるのは難しいかも知れない。
地獄の奇術師 (講談社文庫) 関連情報
一、二巻での謎の提出を経て、いよいよ探偵が推理に乗り出す第三作目。もっとも、そのわりにはこの本は緊張感を欠く間延びした展開である。四巻目はスピードとサスペンスが上がってくるので、淡々と読み進めましょう。 人狼城の恐怖〈第3部〉探偵編 (講談社文庫) 関連情報






















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