少女椿
情念、奇形、エロ、グロ。無理な人は無理だろうが一度ハマれば中々抜けきれません。基本的に絵が上手すぎるくらいの人ですがワンダー正光に出会ってからのみどりの絶望に裏打ちされたかのような美しさに魅せられてしまいます。ありふれた漫画に飽きた人や漫画による文学に触れたい人に是非おすすめします。
How to Take a Japanese Bath
外国人の方が、日本の風呂に入る際に戸惑わないように制作されたマニュアル本のようです。
私は丸尾末広のファンなので買ってしまいました。
内容は全文英語。簡単な英語なのでそれほど苦にはなりません。
40ページほどの薄い本で、2ページ1章で全12章です。
片面に英文が入り、対面に丸尾末広のイラストが入ります。
丸尾末広のイラストは計12点と言う事になります。
もちろん、丸尾末広とはいえ、エロやグロはないのでご安心ください。
主人公は男性ですし、局部描写も血も出ません。
単に、大正ロマン風の絵柄として選ばれたようです。
英文の内容は、家で風呂に入りたいな。と思うところから始まり、
持ち物、掛かり湯をはじめとする湯を使う礼儀作法、湯の中で宇宙を感じる事、
内湯などのさまざまなお風呂など、銭湯のマナーを知らない若者が一度読んでも良い本かもしれません。
近頃は外国人の方が、よく勉強していて、箸の使い方など日本人より上手い時があります。
家のシャワーになれた若者は、外国人に笑われないように、一読する事も必要なのかもしれませんね。
ワンピース RESPECT! (CCCD)
ただ歌が入っているだけじゃなくて声優さんのトークまで入ってるところが嬉しいです。
しかもジャケットが3タイプに変えられるため、3人のファンにはたまりません。
ただ、表題曲のアレンジ版じゃなくて違う曲を歌って欲しかった・・・・でも単なるキャラソンでは終わってません!是非買いです!
切断の異學
このアルバムの中に収録されている「切断ダリア」はプロモをみるのも良し!音楽だけで聴くのも良し!の逸品の1曲!^^/ 「丸尾末広」のインパクトのあるジャケットも魅力であるが「合唱部」こと「月影美歌と異鏡朱音」の二人のコーラスは絶品!バックコーラスも楽器の一部であることを再認識させられました^^;自他ともに認める「色物」ではありますがメンバーのテクニックにも注目!好き嫌いはあるけれど中毒になる可能性は大かも^^; 山本‘洋楽バカ‘圭亮
ライチ☆光クラブ (f×COMICS)
再会した、という感じだった。
劇団「東京グランギニョル」の舞台も作者の古屋氏も、自分は知らない。
しかし学生時代、今はなき「プロムナイト」というホラー雑誌で長田ノオトという漫画家を知り、そこに掲載されていたのが「ダス・ブルート――血液」という作品だった。
主な登場人物は、眼鏡で知的な少年を会長に据えた生徒会メンバー達。そしてその絶対君主的会長の名は常川博行といった。
冒頭には新聞部の少年をリンチするシーン。会長の発言に従い彼を始末する生徒会役員達。学生服と闇の黒、天に浮かぶ巨大な白い月、工事現場。自分は陶酔するように、その世界にのめり込んだ。
やがて手に入れた長田氏のコミックスで、作者が「東京グランギニョル」のファンであった事を知る。
それから長い時を経て、自分はこの「ライチ☆光クラブ」に出会った。かつての長田氏の作品から感じた昏く苦く湿っぽく、そして切ないような空気が、そこにはあった。
あぁ、これだったんだ。漸く気付いた。違う作者の作品を通して、自分が惹きつけられたのは、「東京グランギニョル」が描いていた世界だったのだ。
内容以上に感動した私的な感慨を先に述べてしまった。本作については、とにかく読んで欲しいとしか言いようがない。描写から読み手を選ぶのは仕方がないが、自分はこの本を、かつて手に入れた長田氏の本と並べ、家宝にしようと思う。
最後の、水に漂う少年達のシーンは、泣きたくなる程の美しさだ。あれは舞台になかったマンガオリジナルの場面なのだろうか。舞台であったのなら、どんな演出がなされていたのだろうか。それだけが知りたい。