インデペンデンス・デイ [DVD]
これはもはやコメディである。
あらゆる瞬間にコメディが露になっている。
しかも監督はこの作品がコメディであることを隠そうとはしないだろう。
まずあの大統領が面白い。
エリア51の実在を知らされていなかったのには、ただただ笑った。
さらにエリア51の科学者がマッドぽくて、これまた笑った。
さらに腹話術人形のように宇宙人に扱われて、しゃべらせられるくだりは、ブラックな笑いであった。
さらに笑いはエスカレートして大統領自ら戦闘機に乗ってしまう。
巨大円盤の主砲発射口に体当たりしていく、酔いどれオヤジ、大統領夫人が亡くなる挿話等は、お涙頂戴もの芸に溢れ、とかくお笑いに、傾きがちなこの作品に、ピリッとスパイスを効かせている点は心憎い演出である。
最後は敵戦闘機に乗り込んだ男二人の大活躍の珍道中で締めくくられて、カタルシスがあった。
巨費をかけた大作なので、手抜きが無く何度観ても楽しめる作品になっている。
Independence Day: Original Soundtrack Recording
「宇宙人VS人類」の戦いを描いた部類のSF映画における最高到達点、それがインデペンデンス・デイです。
どこをとっても非の打ちようがありません。もちろん音楽についてもです。
本編の名シーンに使われていた音楽のフルバージョンが余すことなく収録されています。
大統領の演説シーン、世界が団結し反攻作戦を開始するシーン、酔っ払いのおじさんの突撃シーン、これらの音楽を聴いて思う存分泣いてください。
「インデペンデンス・デイ」+「デイ・アフター・トゥモロー」(初回生産限定) [Blu-ray]
しかしそれがアメリカ映画の醍醐味でもあります。
お約束 待ってました!敵な笑いがアメリカでは人気なようで、
フリートークよりは吉本新喜劇のあの安心感という感じでしょうか。
こちらの2本は、まさにそれです。
もう展開がベタベタです。
だからこそ何回見ても同じ感覚で見れるのではないでしょうか。
シックスセンス等は一度目、二度目、それ以降では
明らかに見るテンションが変わって行くのですが
実に平均点少し上を常に取ってくれるこの感じ。
キャストも非常に豪華なのでアメリカではやはり
いい映画なんでしょう。
インディの方は、襲い来る宇宙人から地球を守る人質の話。
ずば抜けた発想の学者。
男気の熱い大統領。
頼りになるけど荒くれな感じの黒人軍人。
どうしようもないダメダメ親父だがなぜか良いところで
かっこつけたがる後でみんなに好かれる親父。
もうみんな出てきます。
デイアフターの方はこれまた
規格外の親父がんばるって感じです。
悪くとらえないでくださいね。
初めて見るならきっと楽しめますし、
持っててもまた子供と見ようなんて思える映画ですよ。
しかし名作ってほどではないです。
B級までは言い過ぎだよ!って感じでしょうか。
いや、完成度の高い優秀なB級というべきか…
インデペンデンス・デイ [DVD]
豪華なキャスト、CGももちろん見どころですが、ストーリー自体がおもしろくとてもスピードがあって、しかも登場人物それぞれの描き方もすばらしい。最後まで見る者を飽きさせない。
テレビ(吹き替え)でしか見たことがない人、ぜひ字幕スーパーで見てほしい。エイリアンに軍事基地を攻撃され、戦力もごくわずか。生き残った人たちの中から飛行経験のある者を集め、これから人類の存亡を賭けた戦いが始まる、というときに大統領(ビル・プルマン)が人々に対して演説をするのですが、日本語で「今日が我々の独立記念日だ!」と叫ばれても興醒めなのです。吹き替えではほんとの面白さが十分伝わらない、そのままの声、言葉で見てみて下さい。
シネマ・ハント (Eブックス・映画)
映画の内容そのものよりも、その映画が生まれた社会背景や、
映画界の大きな流れを俯瞰しながら個別の作品を取り上げているのが本書の特徴。
映画評というよりも社会学のテキストを読んでいるかのような知的興奮を楽しめます。
また副題の通り、ハリウッド大作を笑い飛ばすような辛口の論評は読んでいて爽快です。