Endless Night: A BBC Radio 4 Full-Cast Dramatisation (BBC Radio Crimes)
邦訳のタイトルは確かこうだったと思います。これはクリスティにしては珍しく暗い感じの推理小説。結末も暗い。だからあまり好きではないのですが、読み返してみると味があるというかなんというか。大金持ちの箱入り娘と結婚して逆タマに乗った主人公は、ハンサムで魅力的だが仕事が長続きしない男。二人は田舎で平和に暮らしていたが、結婚後間もなく妻は不慮の事故で亡くなった。果たしてこれは単なる事故だったのかどうか。当然のように相続人である男は疑われる。結果は意外といえば意外、当然といえば当然だが、男の気持ちの変化がおもしろい。
Endless Night 2001 連夜の街―石内都写真集 (ワイズ出版写真叢書)
全編白黒の写真集だが、ペ-ジをめくるごとに
現在では、なかなか見られない奇抜な装飾の建物が登場する。
これが昭和33年3月まで存在した<赤線>の建物である。
そのタイルよる色彩は強烈なはずだが
あえて白黒にこだわった石内都氏は1979年にかけて
各都市の赤線跡を訪ね撮影をしている、
私自身赤線跡を数ヶ所訪ね、この写真集に修められている
建物を知っているが写真集から感じる建物とは
かなり印象は違う。
特に建物の廊下、風呂場、階段、などからは
食べ物とか化粧品の匂いといろいろな雑音が
漂い聞こえてきそうである。
ENDLESS NIGHT
FM局で流れていて、耳に留まったので即購入しました。
やっぱ良かった。自分としては久々のMYブーム。
落ち着いたR&B風ダンスチューン、大好きでヘビロテ中です。
ハルカリの曲、さか登って買ってしまいそう。
Endless Night (Agatha Christie Collection)
邦訳のタイトルは確かこうだったと思います。これはクリスティにしては珍しく暗い感じの推理小説。結末も暗い。だからあまり好きではないのですが、読み返してみると味があるというかなんというか。大金持ちの箱入り娘と結婚して逆タマに乗った主人公は、ハンサムで魅力的だが仕事が長続きしない男。二人は田舎で平和に暮らしていたが、結婚後間もなく妻は不慮の事故で亡くなった。果たしてこれは単なる事故だったのかどうか。当然のように相続人である男は疑われる。結果は意外といえば意外、当然といえば当然だが、男の気持ちの変化がおもしろい。
終りなき夜に生れつく (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
世評があまり高くない本作であるが、私は好きだ。
何といっても、独特の雰囲気が著者の他の作品と違う。
著者には珍しい、ホラータッチ。
まるで、手塚治虫が描いたホラー漫画を読むような、何と言って良いか、著者は一生懸命なのだから、読者としてそれを分かってあげなくちゃ、怖がってあげなくちゃ、といった感じなのである。
そして、著者はもちろん本作をミステリとして書いている。
だが、純然たるミステリとして読むと、本作はどうしても評価が低くなるようだ。
それは、謎の提出がストレートじゃなかったり、謎の解明のロジックが低調だったりという、ミステリ読みには不満な点が多いからだろう。
そして、本作を読むのが著者ファンだから、いつもと違う作風にびっくりしてしまうせいだろう。
しかし、この独特の妙な、不安を掻き立てるような雰囲気と文体、そして著者のチャレンジ心は、評価に値する。
そして、本作を無心で読んだら、その面白さがわかるはずだ。
トリック?いろいろ言われているけど、別にいいんじゃない。
本作はトリックではなく、その雰囲気を楽しみ、それに酔う作品なのである。