西洋骨董洋菓子店 (1) (Wings comics)
よしながふみさんを知ったのはこの作品から。
見事にハマリました。独特の静の雰囲気・大人な雰囲気がツボ。
台詞が超多いページがあるかと思いきや、全然セリフなしのページが続いたりするのもよしながさんの作品の特徴。
それからこの方はストーリー構成がうまい!場面がいきなり(登場人物の過去などに)切り替わることが多いのだけど、それが絶妙のタイミングなんですよねー。引き込まれます。
正直言うと当初は絵が好みじゃなかったのです。でも全然気にならない!つーかむしろ好きになった。特別絵がうまいという訳ではないと思うのですが、食べ物は美味そうだし男も色気があってかっこいい。女性もとぼけたいい味を出しているんです。
ストーリーは題名通りの西洋骨董洋菓子店「アンティーク」を舞台に繰り広げられます。財閥の息子で何でも人並み以上にこなしてしまう男前(でもオヤジ)の「アンティーク」オーナー・橘、橘の元同級生で魔性のゲイである天才パティシエ・小野、元ボクサーの見習いパティシエ・エイジ、ギャルソンとして働く橘のお目付け役?の大ボケ・千影・・・この4人が中心。
よしながさんの描く男性ってどこか薄情そうな美貌のような気がするんですが、中味は皆温かい。この美しい4人の過去・そこから生れる葛藤などに、「アンティーク」へ訪れる人を絡めながら話が進んでいきます。
話は面白いし、橘のうんちく聞いてるとヨダレ出そうな程ケーキやパフェが食いたくなります。(特にミルキー味のパフェ・・・)※ダイエットしてる方には毒ですね。
いわゆるBL系の作家さんだとは他の作品を読むまで知らなかったので、誰にでも読みやすいかと思います。
西洋骨董洋菓子店 (2) (Wings comics)
橘の側近千影が加わり、アンティークに四人が揃います。
今回もっともインパクトがあったのは、小野のゲイっぷり(お相手は千影)。雨の中のくるくるダンスに始まって(これってどうなの???)、小野の魔性のプロセス一挙公開・・・でも未遂、と言いますか最後は自粛。
エイジの成長ぶりが好ましく、純粋すぎる千影がいとおしく、クリスマスという一大イベントを賑やかに乗り切る様子が楽しく・・・という二巻ですが、橘の悲しい過去とケーキとの因縁が明らかになる衝撃のシーンで幕を閉じます。続きが気になるー!
youthful days
魔法にかかったみたいだ。
聴けば聴くほどハマっていく。
こんなサビは今まで聴いたことがなく、とても新鮮。
素晴らしいの一言。
絶対にオススメ。
一回聴いただけで良さが分からなくても、何回も何回も聴いてください。