現場者―300の顔をもつ男
現場者大杉漣300の顔をもつ男」という俳優大杉漣の自伝を読んだ。
人に歴史あり!ということで特別興味をもってなかった大杉漣やったけどこの本を読んで俄然興味シンシンに。
特によかった部分を少し紹介。
映画「HANA-BI」「犬、走る/DOG RACE」でいくつも賞をもらい急にまわりが盛り上がることに違和感を覚えていた大杉。
記者に聞かれた一言で目が覚めたという。
記者「大杉さん、下積みが終わった今、どういう心境ですか?」
その言葉で少し浮かれていた多すぎは我に帰った「一生下積むことが、ぼくの仕事なんですよ」
しぶいセリフやのー大杉さん!
手裏剣の先生から教えられた「狙うという気持ちを排除しろ」って言葉は俳優の仕事にも役に立っているのかもしれないという大杉漣。
そのとおりで色々共通すると思った。
後、外国の映画祭で10本出品された日本映画のうち5本に出演していた大杉漣。参加していた三池崇史監督に観客からの質問が飛んだ「いったい、日本にレン・オオスギは何人いるのか?」と。
その質問に答えた三池監督のセンスもかっこいい。
「レン・オオスギ3号までは確認できている」だって
ROOKIES -卒業- LAST DVD ALBUM (初回生産限定商品)
本編については2009年度日本映画最大ヒット作であり、TVの続編なのでストレスなく楽しむことができる作品だ。まあ、このパッケージの購入を考えている人は、その中身が気になると思うので、まずは特典映像だが、これがとんでもなく凄い。TBSでのキャンペーンをほぼ全て網羅してあり、メイキング風景などは「かぶる」ところも多いが、総収録時間403分!本編以外に6時間だ(笑)。見どころは3枚目の座談会だろう。TV版DVDと同じように「爆笑編」になるものかと思いきや、けっこう感動もので・・・。相変わらずプロデューサーの態度は改まっていない(少なくとも俳優をお前呼ばわりする製作者とは、個人的にも関わりたくない)が、ルーキーズをここまでのレベルに仕立てたのは、その製作者の力が大きい。平川監督も入っての座談会は一番本音が聞けて面白かった。未購入の人でもうひとつ気になっていると思うのは、あの「ガサのでかさ」だろう。中味は豪華な卒業アルバム風の本で、これだけで5,000円はかかっていると思われる(笑)。内容も大充実で、本作の全てを知ることができる「本」だ。DVDも含めての評価は「本当にルーキーズにハマった人には、必須のBOX」という感じだろう。映画そのものに浸かりたければ、通常のDVDやブルーレイで十分だ。総合的には星3つ。
ツレがうつになりまして。 スタンダード・エディション [DVD]
映画版が初見でしたが、とても面白かった。が率直な感想。
しかし見る人の立場によって意見が分かれそうだと思いました。
姉が鬱で支える側の僕は、劇中のツレを見て姉の辛さが少し理解出来た気がします。
実際鬱で苦しんでいる人は、この映画を見て元気が貰えるのか、神経が逆撫でされるか分かりませんが、
心を病む人が多い現代社会にはおいて、こういう映画はとても意義のある物だと思います。
余談ですが劇中の宮崎あおいの良い嫁っぷりは凄まじい。
あんな理解者がいればどんな逆境だって踏ん張っていける!だろうなと本当に憧れた。
やっぱ世の中愛だって!!
ツレがうつになりまして。 プレミアム・エディション [DVD]
出演者と監督の、非常に真摯な製作、演技への姿勢にはただただ頭が下がります。私自身も「ウツ」の何たるかという現実は、少なくとも世に氾濫する単なる「情報」以上には、経験的に知っているつもりですが、その私に関する限り、納得のゆく丁寧な造り方にひたすら頭が下がりました。ウツの現実を非常によく研究して作っていますし、演じています。しかも舞台設定の大半は主人公夫婦が暮らす「家」とその空間の延長にあるという、本質的な室内劇で、そこに展開する物語の枠組みは、精神科医療とか臨床心理、カウンセリングといった、ある意味「産業・ビジネスモデル」と化して、手垢がつくだけついた分野からみた「治療行為」や「闘病」とは一線を画して、不可思議な「宇宙風邪」から立ち直るうえで「大切なの」は何なのか?という一つの解を誠実に求めています。本当は「一番大切なもの」と書こうかと思ったのですが、現実にウツに苦しんでいらっしゃる方は、十人いらっしゃれば十人が、重篤度やら、好むと好まざるとに関わらず与えられた生活条件や社会的な立場など、それぞれの個別状況が先にありきで、それに応じて自ずから解は変わるのだろうと思うと、「一番」という押しつけがましい修飾詞を使うのは慎むことにします。またその「大切なもの」が何かについては、同じ理由でここには触れません。ネタバレを避けるとか、そんな問題ではなく、これ以上は軽々しく論評すべきでないと思うからです。この映画にレビューを投稿するのは難しいですし、これが今苦しんでいらっしゃる方への「再起の道標」である、などと申すつもりは私にはさらさらありません。でも非常に真摯なつくりの名画であることは断言して良いと思います。そして、ご覧になる一人でも多くの方に、この一篇が「宇宙風邪」からの再起のため、かすかでも光明となることを祈るばかりです。
関西テレビ開局50周年記念ドラマ ありがとう、オカン [DVD]
関ジャニ∞渋谷すばる君と村上信五君が里子役を演じました。
里親役の大竹しのぶさんとの掛け合いがとても面白いです!!
すばる君は一匹オオカミ的な幸也を、村上君はみんなのお兄ちゃん的な虎太郎を
2人の演技にも注目です!!
特典DVDも豪華です。出演者の役についてのインタビューや、オフショットが
入っています。すばる君の幸也についてのインタビューが私個人的に注目です!!