続・星守る犬
この本にも描かれているように、動物が純粋で心癒されるのは感情表現が素直だからです。
人間のように、ちょっと気不味いことがあると互いの心理を探り合ったり、
少しの誤解で相手を自分の世界から追い出したり・・・
あちらでも上手く立ちまわって、こちらでも上手く立ちまわろう、なんて姑息な計算もありません。
人間は、言葉に頼りすぎている実情を、犬を飼っているわたしとしては痛感します。
人は、言葉で意思疎通が出来ると思っている。そうではないのに。
言葉ががあるからこそ、言いたいことが言えない、思っていることと逆のことを言ってしまって
状況が悪くなる・・・そんな経験は誰しもあると思います。
犬は、素直です。
楽しい時は、本当にニコニコ笑います。
怒っても、シュンとしても、引きずらない。
人間のように、感情を引きずって気不味い関係を悪化はさせない。
我儘を言って吠えても、少し経つと、「あそぼ」とおもちゃを持ってくる。
尻尾を振る。顔をなめる。
ピュアな生き物だと思います。人間より、ずっとずっと・・・。
留守番させていて、家に帰ると、嬉しさのあまり耳をぺちゃんこになでつけて、
尻尾を振って、尻尾を振りすぎてお尻まで左右にプリプリして(笑)
そんな姿を見たときに、ふと、思いました。
「ただ帰ってきただけなのに、こんなに喜んでくれる人、いるだろうか?」
ガンジーいわく、「動物が幸せに暮らせている国は人間も幸せな国だ」そうです。
本書を読んで、このピュアな生命体が自分と共に生きてくれる・・・日々を過ごしてくれる事の
有難さを、再度痛感いたしました。
Code Name 1 Brother Sun
C&Aが95年に発表したアルバムです。
ゴージャスで派手な楽曲が並んだ前作『RED HILL』(93')から一転、この『Code Name 1』はアコースティックサウンド&ギターロック中心。シックで重厚感ある仕上がりとなっています。95年の初回版は紙パッケージ。
ノスタルジックなストリングスが印象的な小品#1、ASKAの野太いシャウトが響く英詞マイナーロック#2、とオープニングからしてクール。アルバムの核とも言える#3.12では芯の通ったギターロックを聴かせ、#4.5ではフォークデュオ"チャゲ&飛鳥"への回帰姿勢を見せています。
ビートルズへの無邪気なリスペクトが溢れる#9はミュージカルライクで面白い。ブルージーな#6、ニ長で押しまくる骨太ロック#7、CHAGE作のASKA的ポップと言える#11、と意欲作も多い。楽曲の充実ぶりにはラストの#13『HEART』がボーナストラックのように思えてしまうほどです。幅広い音楽性を、統一感という高みへ昇華させる手腕には感嘆させられます。
ブレイクを下支えしたポップセンスが抜け落ちた事でセールス的には前作を下回りましたが、一枚のアルバムとしての完成度は他作の群を抜きます。『RED HILL』と並び立つ90年代C&Aの二巨頭としてオススメしたい好盤です。星は5つ。
宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)
なにでできているのかと命題をしめしながら、結論には到達していません。
当然ですが、いまの宇宙論ではそのタイトルにもなっている命題にむかって研究途中なのですから。
とはいえ、今現在までわかってきた過程をわかりやすく説明しています。
へんなトンでも本のような内容も皆無です。
理系のイメージ感がないとちょっとわかりにくいと思うので、純文系の方にはわかりにくいと感じる
ことも多いでしょう。
そういった意味では、理系を目指す高校生くらいが読んでもらうに最適な内容と思います。
恋歌~THE LATEST J-LOVE BALLAD HITS COLLESTION~
美味しいところを、いい所とり。そんな食欲の秋に相応しい最高のアルバムです。
絶対に買って損はありません。
スローな曲が好きな方、保存版です。