ウディ・アレン コレクションBOX [DVD]
ウディ・アレンの初期の作品は、小難しくない、素直に笑える作品が多いので、笑いに飢えている人にお奨めです。それにしても「マンハッタン」や「インテリア」より、「ウディ・アレンの愛と死」や「何かいいことないか子猫ちゃん」を入れてほしかった・・・。
アニー・ホール [DVD]
主人公が観客に向かって話し始めるシーンがあるが、観ている側としてはとてもぎこちない気分になってしまう。ともすれば映画の雰囲気を壊しかねない演出だが、主人公のキャラクターにとてもマッチしていると思えた。
矢継ぎ早に繰り出す言葉と展開についていけないような気がするものの、とても内容が明快に伝わってくるのはすばらしい。
ア・ギャサー+5(紙ジャケット仕様)
アニー・ロスの59年作は、ジャケットの颯爽と歌い上げる感じそのままの洒脱で垢抜けた作品だ。ズート・シムズやジム・ホールと客演も豪華で、特にズートのサックスが効果的に響いている。またピアノのラス・フリーマンもとても軽いタッチで良い伴奏をしている。
さて主役のアニー・ロスのボーカルだが、感情を込めすぎないところが、今聴いても現代的で素晴らしく、スローな曲もアップテンポな曲もとにかくクールで嫌味がない。オールディーズ的なジャズ・ボーカルも多かった時代だが、本作は演奏者全員のセッションが絶妙に絡み合い、まさしくジャズといったフリーなフィーリングに満ち満ちている。
アニー・ホール [DVD]
ウッディ・アレンの名前は聞いたことあるけど、映画はみたことないという人に、まずみてもらいたい映画。恋愛映画でもなく、コメディでもなく、でも不思議と笑えて、さまざまな側面から男と女の関係をシニカルに切り込む、まさにアレンにしかできないオリジナルな映画です。
台詞の一つ一つを何度も味わうことができるので、是非DVDとして手元に残しておきたいと思える作品。