ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)
レビューを書こうとして初めて「指環」という字を使っているのだと気がつきました。(最初から脱線で失礼)
中学生くらいでこの本に巡り会っていたら、きっと動物行動科学者をめざしたと思うのです。それくらい感動した本でした。
ローレンツ博士が本当に愛した動物は「犬」だと思いますが、この本で取り上げられているハイイロガン、
それからコクマルガラスについての観察は素晴らしく、読み手を心から感動させます。
この本を読むとカラスが好きになるんですよね。でもゴミあさりをしている近所のハシブトカラスとは簡単には友達になれそうもありません。