不毛地帯 DVD-BOX 1
まず単純に面白い!他の人がレビューされている通り、話の展開が性急なのは否めないが、それでも面白い。
その辺は原作がしっかりしているからこそとも言えるが、キャスト・スタッフの真摯な態度が伺いしれて良いドラマ足りえている。
唐沢寿明の主役っぷりが良い。ブレずに凛として、主人公を演じ切っているのが良い。
そのブレない主人公たる唐沢の演技があるからこそ、周りの芸達者な人たちが映える事映える事!
特に遠藤憲一!もう見るからに喜々として演じている。遠藤憲一が先か鮫島が先かって位、正にピッタリ!
次に岸辺一徳。こちらも楽しかったろうなぁ。表情を変えない主人公に対して、欲望(嫉妬・怒り)をぶちまけれるんだから。
そして原田芳雄。喜怒哀楽を自由にのびのびと演技しているのが良く分かる。
意外にも、竹之内豊が良かったなぁ。まぁ、もうけ役といえばそうだけど・・・。
骨太なドラマだったと皆が褒めるのは間違いないが、前はこうゆうドラマって普通にあった様に思う。
1年とか長期のドラマも当たり前だったし・・・。
この不毛地帯が取り分け目立つ、今のテレビ業界に問題あるのかなぁ。いや、見る側の問題か。
とにかく2時間という限られた時間で作られる映画にはない、長時間を使って物語を深める事の出来るTVドラマに期待する所は大きいです。
TVドラマに見切りを付けて、すっかり見なくなった自分ですが、こうゆうドラマを見せられると映画には出来ない部分を堪能出来とても良い時間を過ごせます。
BOX1・2と購入し、すでに3回は見ていますが、いつも途中で止めるのが惜しい位です。
民放の方、これからも頑張ってください。
華麗なる一族 DVD-BOX
この原作のモデルになった山陽特殊製鋼に私の80歳になる父が勤めていたこともあり、とても興味深くドラマを見ました。
他の方が書かれていましたように、所々残念な箇所がありました。
木村拓哉さんも熱演はされてましたが、やはり私の中では時々昭和の鉄平ではなく平成の鉄平に見えてしまいました。(ファンの方にはもうしわけございませんが、設定的に少し無理な配役のように感じました。)
ですが、最終回の木村拓哉さんの表情には泣かされました。
全体的には映像も美しく丁寧に作られているのですが、なぜか少し物足りなさを感じてしまいました。
運命の人(二) (文春文庫)
ここでは、国民の知る権利と国家機密の取り扱いを巡った裁判が始まり、
いよいよ著者の本領発揮という印象を受けました。
巧みに論理をすり替えようとする検察に対し、弁護側はどう話を本筋にもどして争うか、
という心理戦が緊迫感を与えます。
ほとんど一気に読んでしまいました。
この巻では、まだまだ前哨戦。
両者互角という感じです。
次巻が非常に楽しみです。
大地の子 全集 [DVD]
NHKで放送された物。
第2次世界大戦で親とはぐれ
兄妹、残留孤児となってしまった主人公(勝男)
日本人として生きていく事は出来ない環境
自分の里親、実親の間で揺れる主人公。
過酷な中どう生きてきたのかとても心が痛みます。
子供からお年寄りまで何回観ても泣ける作品だと思います
ゲーテ格言集 (新潮文庫)
多くの著作を残したゲーテ。彼の言葉をまとめるには、文庫一冊ではとても収まりきれません。 ゆえにこの一冊は頁のどこをめくってもきらめく言葉であふれています。ゲーテの思想の断片を知る上でも、きっと良い足がかりとなることでしょう。