正統カバラ・タロット占術 (エルブックス・シリーズ)
カバラの生命の木との対応が独自で、カードもマットな仕上がりになっていて紙質は悪くありませんが、滑りにくいです。個人的にはツルツルが好きです。
カバラの生命の樹、セフィロト、パス、をタロットに対応させるのも、特には決まりが無く、個人の感性(センス)によるものだと改めて知りました。なので、カードの順番もバラバラです。通常”タロット解釈実践事典”によれば、タロットの順番は気にしなくても良いと書いてありました。が、このカードの特徴として、逆位置に出た場合には対極カードが重要で生命の樹との対応を念頭に置かないと解釈できません。
対極カードとは、逆位置で出た場合、対極なるカードの正位置を参照し、解決策を導き出すというものです。そういう意味では、ライダー版とは違い解決策を導きやすいカードだと思います。
気になるのは、小アルカナの解釈です。絵柄はライダー版と殆んど同じですが、解説書ではかなりの違いがありました。例えば、”剣の10”は背中に剣が突き刺さり横たわっている絵ですが、(ライダー版もそのような絵になっています)ライダー版での”剣の10”はその絵の示す通り、絶望、破滅等を意味しますが、ここでは正位置だと、ポジティブな解釈になっています。逆位置になった時に初めてネガティブな解釈にはなっていますが、それでも特に破滅、絶望の意味は記述されていませんでした。他の、ネガティブな絵になっているものでも、正位置では、ポジティブな解釈です。
(大アルカナに関しては、ネガティブな絵は正位置でもネガティブな解釈なので、ライダー版とは大きな違いは感じませんでした)
もう一つ気になる点は小アルカナのエレメントの解釈です。通常、ソード(風)、ワンド(火)、カップ(水)、ペンタクル(地)ですが、ここではソード(火)、ワンド(風)、カップ(水)、ペンタクル(地)になっています。4要素の割り当ても生命の樹の割り当て同様に特に決まりはないようですが、問題は、エレメントには相克等の相性があります。目的のカードと相性が悪いカードが大過して出ていると、目的のカードの要素がブロックされる、等の解釈もできるので、4要素の割り当てが異なるのも気になります。
私はこのカードを使うならば、大アルカナのみを使用し、折角なので対極カードも覚えて、逆位置の解決策が導けるような使い方をしたいですね。
以上のように解釈も独特ですので多くの意味で扱いにくいカードかも知れませんが、伊泉さんの”タロット占術大全”の本でもこのカードが紹介されていたので興味本位で買ってみました。是非タロットとカバラの生命の木との対応の本を詳しく書いてもらいたいですね。スプレッドの方法も多く、特に大アルカナ22の展開法(”魔術師の展開法”〜22種類の展開法が大アルカナの名称であります)は興味深かったです。一つ疑問に思ったのですが、このカードのめくり方ですが、普通本を開くように左右にめくりますが、ここでは上から下、又は下から上にめくるように、と書いてありどちらでも結果が同じと書いてありました。逆位置を採用しないなら解りますが、”結果が同じ”という意味が理解出来ませんでした。
2006福岡ソフトバンクホークス公式DVD 鷹盤 Vol.1 斉藤和巳特集
時間が45分と短く、プレーの映像が少な過ぎると思いました。
斉藤和巳の事を知りたい!という人には良いかもしれませんが、斉藤和巳のプレーや投球が見たい!という人にはオススメ出来ません。