らんま1/2 TVシリーズ完全収録版(28) [DVD]
92話「乱馬はなびきの許婚?」が「ラブコメ度」高し。
シリーズ中でも屈指。なびきが悪事を働くとき、名作が
生まれる(と個人的には思う)。
91話「夢の中へ」も不条理で笑えます。
夢のあとに/フランス歌曲集
肩肘は張らない。しかし決して気取っていない。諧謔味があったり皮肉があったり、だけどそのむこうにはっとするほど素直な感情がある。身を切る切なさがある。フォーレの「夢のあとに」やドビュッシーの「美しい夕暮れ」などの超有名ナンバーもあるが、おすすめしたいのはプーランクの謎めいた色調の「あなたはこんなふう」、カントループの鄙びた「バイレロ」、そして情熱的にして切ないショーソンの「ライラックの花咲くとき」。フランス歌曲の世界にしばし誘われてみては。
許嫁(初回限定版)
まず全キャラはクリアしていません。カリンルートをクリアした感想としては泣けました。
CGに関しては不満もあります。何回も表情違いのCGがあって手抜き感は否めません。
でもクライマックス部分の盛り上がりで、(ちょっとネタバレになりますが)なんとかアイーシャに理解してもらおうと頑張る姿に感動。思わず泣いてしまいました。
ツッコミどころ満載ではありますが、買ってよかったと思っています。
ただサントラがついている限定版は買う必要がなかったと思います。通常版がお得です。
これから全キャラクリアに向けて、のんびり頑張るつもりです。カリンルートがよかったので、かなり期待しちゃいます。長々と書きましたが、少しでもみなさんの参考になればと思います。
ウィンダム公爵とつれない許嫁 (RHブックス・プラス)
『ウィンダム公爵と美しき義賊』と『ウィンダム公爵とつれない許嫁』は、“本当のウィンダム公爵”と“現在のウィンダム公爵”にまつわる
一連の大騒動をそれぞれ違う視点で描いた物語です。
『ウィンダム公爵とつれない許嫁』は、“現在のウィンダム公爵”トーマス・キャベンディッシュと、“ウィンダム公爵の婚約者”アメリアに
視点を合わせて描かれています。
20年来の婚約者でありながら、お互いのことをほとんど知らないトーマスとアメリア。
物語開始の時点では2人の間には恋心はもちろん、友情すらありません。
それがある舞踏会をきっかけに急接近し、そろそろ結婚式の日取りを決めた方がいいのでは…と考え始めた矢先に、いきなり“本当のウィンダム公爵”
(トーマスより爵位継承権が上位の従兄弟)と思われる人物が現れて、トーマスは爵位はく奪の危機に見舞われます。
同時に、アメリアのことを“トーマスの婚約者”ではなく“ウィンダム公爵の婚約者”とみなすウィンダム公爵夫人(トーマスの祖母)やクロウランド伯爵
(アメリアの父)によって、アメリア自身も複雑な立場に立たされてしまいます。
もうひと組のカップルと違い、トーマスとアメリアの関係にはドラマティックなところやロマンティックなところがなく、最初から最後まで微妙です。
その微妙な感じがなんだかとってもリアルで、わたしはこちらの(カップルと呼んでいいのかさえ微妙な)2人の方が好きです。
「弱っていて、無力なときのあなたが好き」とトーマスに告白するアメリア。
当初アメリアのことを自分の意志とは無関係に決められた婚約者、彼女との結婚は“ウィンダム公爵”としての義務のひとつにすぎないと考えていた
トーマスも、いつのまにか身分や領地、これまでの人生を失うこと以上に婚約者を失うことをつらく思い始めている自分に気づきます。
しかし、これまでずっと“ウィンダム公爵”としての義務と責任を果たしてきたトーマスは、最後まで高潔に正しくふるまおうとします。
最後の最後の最後まで、微妙な関係のトーマスとアメリア。
そして微妙な関係のまま、黙ってアメリアの前から姿を消そうとするトーマス。
このラスト100ページは読みごたえたっぷり。
何回も読み返したくなるくらい楽しくて、高潔な愚か者のトーマスがとってもとってもいとおしくて素敵。
そして、物語のはじめの頃とは違い、すっかり大人の女性に成長したアメリアの勇気にあっぱれ!をあげたいです。
ちなみに、この作品のラストシーンには、レディ・ホイッスルダウンのコラムまで登場。
(ジュリア・クインの作品の中で、これがレディ・ホイッスルダウンのコラムの初登場になるらしい)
評価は『ウィンダム公爵と美しき義賊』と同じく単品では★4、2冊セットで★5が妥当かもしれませんが、
わたしはとにかくトーマスが大好きで、ラスト100ページには心から満足したので、単品でも★5をつけました。
ところで、内容紹介には『ウィンダム公爵と美しき義賊』の後編といった風に書いてありますが、どちらの作品から読んでも特に問題はありません。
わたしはあらすじに惹かれて、こちらから読み始めました(読み始めたら止まらず、文字通りノンストップの一気読みでした)。
ただ『ウィンダム公爵と美しき義賊』を読んだ後にこちらを再読すると、物語や登場人物への理解が深まり、さらにおもしろさが増します。