デジタル・ゴースツ
故人には申し訳ないのですが、ボーカル交代(不在)によって
憑き物が落ちたかのように素晴らしいアルバムです。
フロントマンが不在な為か、各メンバーの演奏を前面に押し出
してきており、素直に格好良いと思える曲が多数あります。
この”素直に格好良い”というのが今まで無かった部分で、こ
のぼんやりしたサビが無ければ、このむさい合唱がなければ、
と今まで悔やまれていた部分が、演奏にウェイトを持って行っ
た事によりそれほど耳につきません。
ただ、致命的に惜しいのが1曲目。
最高のオープニングで”来た!”と思わせてくれたのも束の間、
サビはいつものふんわりのんびりメロディでショボーンです。
このガッカリ感と男声コーラスが、このバンドの個性と言えば
個性なんですが。
それを差し引いても、ヘヴィな曲からバラードまで、捨て曲な
しに近いアルバムである事は確かです。
Tyranny
メロディを重視としたプログレとしてはかなり良質なアルバムです。
1や「Chased」などのインストはとにかく馬鹿テクでスリリングに聴かせてくれてますが、決してテクだけでなく歌は丁寧に歌っているしメロディーやコーラスワークも大事にしています。
あまり期待しないで買ったわりにいい意味で期待を裏切ってくれたのでよかったです。
Grand gallery presents holiday 2
1. Lovely Day Feat. Georgia Carter / Akakage
2. Bright Like Light Feat. Lena Fujii / Dj Kawasaki
3. Starship Feat. Medby (Album Version) / Kentaro Takizawa
4. Isn't She Lovely (Dj Oji Lovely Vocal Remix) / Studio Apartment
5. Sweet Lullaby Feat. Ten / A Hundred Birds
6. More And More / Central
7. Mirage / Kei Kobayashi Feat. B-Bandj In Dark Shadow
8. Into The Sun Feat. Bembe Segue / Sleep Walker
9. Summer Goddess / Soil & Pimp Sessions
10. Let Life Loose / Daishi Dance Feat. Lori Fine
11. Fly From East (Kyoto Jazz Massive Remix Feat. Vanessa Freeman) / Aurora
12. Star Suite (Shelter Album Mix) / Mondo Grosso
夢幻回廊(SHADOW GALLERY)
アメリカのプログレメタルバンド、シャドウ・ギャラリーの1st。1992年作
星空の回廊に舞い降りるイカルスという幻想的なこのジャケにまず想像が膨らむ。
やわらかなメロディと美しいシンセで聴かせる大曲は、ロマンの香りに満ちていて
その繊細な叙情性にうっとりとなる。本作ではドラムが打ち込みであることもあって、
メタリックな硬質感は薄く、むしろプログレ/シンフォニックロックとして鑑賞できる。
ラストの大曲“The Queen of the City of Ice”の幻想的な美しさは筆舌に尽くしがたい。
The Seraphic Clockwork
ドイツのプログレメタルバンドVanden Plasの4年振りのアルバムです。
95年デビュー作から一貫して多彩なメロディーラインと適度なへヴィーさで魅了してきたが今作は彼らの最高作といえるでしょう。2nd以来の国内版発売でこれを機に一気に覚醒してほしいものです!1曲目の冒頭、へヴィーな展開(このへヴィーさもヴァンプラの魅力!)に一瞬驚いたが中間部のメロウなソロ(Kb&G)で安心、そして5曲目以降の10分強弱の大作群は聴き応え十分。何かと比較されるドリームシアターよりへヴィーさやテクニカル面では負けるが、わかり易いメロディー、ドラマティックな曲展開、劇的Gソロを求める方ならこのヴァンプラです!