群青の空を越えて 筑波戦闘航空団詳報 (DNAメディアブックス)
本書は美少女ゲーム「群青の空を越えて」のファンブックです。
ごくフツーに考えると登場する女の子のイラストや3サイズとかのプロフィール、
ちょっとエッチなグラビアが付く…そんなチャラい代物を想像していました。
しかしそれは大きな間違いでした。
確かに上記の特集のいくつかは盛り込まれていますが、本ファンブックが、
他の美少女ゲームのファンブックと一線も二線も画していたのは、
凡百のミリタリー雑誌が裸足で逃げ出すほどの詳細な詳細な戦闘機、兵器データが満載であるということです。
本書のサブタイトルの「筑波戦闘航空団詳報」の「詳報」とはミリタリーデータにこそ係るフレーズだったのです。
「萌え」など飾りに過ぎんのですよ。
本書の有り様は「燃え」であると断言します。
PENTAX バッテリーグリップ D-BG2
K10Dボディ用のバッテリーグリップである。
とにかくペンタックスが真面目にバッテリーグリップを作ってくれたことだけでもうれしい。
他社、たとえばキヤノンのものは、ボディに1個入るバッテリーを抜き、そこにバッテリーグリップを差し込む形になっていて、バッテリーグリップにバッテリーを2個入れられる。
D-BG2はそうではなくてボディのバッテリーはそのままにして、バッテリーグリップ内にもう一個追加するようになっている。
そうなると、「バッテリー交換のたびにグリップを取り外すの?」という疑問が生まれると思うが、これは違う。グリップ側のバッテリーを先に使い切る設定にしてグリップ内のバッテリーのみを交換すればよいのである。
ようするにボディ内のバッテリーは緊急用の予備として扱うのである。
もうひとつ、キヤノンと違うのは、予備のSDカードが収納できる点。これはカードリーダーの機能はなくてあくまでも入れておけるだけ。
でもこれでいいのだ。普段は使わない緊急用の予備を入れっぱなしにしておくのである。
「カメラは持ち出したけど、肝心のSDカード忘れちゃったよぅ」というときに使うのだ。
「緊急用の予備を用意しておく」という思想が、ペンタックス独自の構造を作らせたのだと思う。
JAS39 グリペン (イカロス・ムック 世界の名機シリーズ)
個性的なフォルムと高い戦闘能力に加え、某ゲームでの活躍などもあって日本でも高い人気を誇るスウェーデンのマルチロール機、JAS39グリペンのムック本です。
開発の経緯、搭載兵装、各国への輸出状況などの解説に加えてアビオニクス構成に関するかなり詳細な説明があります。カラー写真も豊富で、コクピット内部の写真などはなかなか貴重と言えるのではないでしょうか。有名な、一般道路/高速道路を使った発進シーンや、民家の庭先(!)をタキシングするグリペンの写真もあって楽しめます。こういう写真を見ると、軍と国民の間に、国防に関する理解や合意が形成されているのがよく分かります。軍や基地に対して、すぐに『騒音』や『事故の危険』を持ち出して反対運動がおこる日本も、このあたりは見習うべきではないでしょうか?
また、ランセン・ドラケン・ビゲンといったスウェーデン空軍の歴代戦闘機や、早期警戒機S100アーガス(百眼の巨人というネーミングは秀逸ですね)についても触れています。硬派なスウェーデン機ファンも、某ゲームでグリペン・ファンになった方も買って損はないと思います。
1/72 ウォーバードコレクション WB-59 JAS-39A グリペン
1/72 ウォーバードコレクション JAS-39A グリペン は国産のキットと比べるとモールドがやや甘いところがありますが、価格を考えるとよく出来たキットと思います。レーダー誘導ミサイルなど豊富な兵装パーツやF7航空団所属機などデカール3種類付き。総合的に見て出来映えはまずまずのキットだと思います。
MC ☆ あくしず 2012年 05月号 [雑誌]
航空自衛隊の次期主力戦闘機の選定に合わせて今回は最新戦闘機事情です。
紆余曲折ありましたが順当な選択としてF-35に決まりました。
納期遅れとか値上げとかまだまだ配備まで予断を許しませんがちょっと楽しみになってきました。
「自衛隊の戦闘機」というとF-15イーグルを思い浮かべますがF-15の後継機ではなくてその前のF-4ファントムの後継機です。F-15は初飛行が1970年代で相当古いですがF-4はなんと1950年代。50年以上前の設計です。お疲れさまでしたと言いたいです。
空軍型の「A型」を購入するそうですが、垂直離着陸型の「B型」も買ってほしいですね。そして2014年完成予定の19500トン型護衛艦(ヘリ搭載護衛艦)に載せるのです。この船は248メートルもありほぼ空母です。自衛隊はすごいものを作っています。これに載せてそばの危険な国々から日本を守ってほしいです。
その他台湾の経国やスウェーデンのグリペンなど普段露出の少ない戦闘機もイラスト付きで紹介されています。国産戦闘機があるのはうらやましい。
萌えよ戦車学校は有名な「ヴィレル・ボカージュの戦い」です。小林源文氏の漫画で読みましたし、ミリタリーイラストレイテッドでも見ましたし、PS2のゲームパンツァーフロントでもやりました。ドイツ軍はドッカンドッカンと快勝します。連合軍の物量の前では微々たる戦果かもしれませんがその後のイギリス軍の作戦を慎重・鈍重させることに成功したそうです。