PNYC: Portishead - Roseland New York [VHS] [Import]
久しぶりに良いDYDに出会った感じ。ベスのあの感じ、誰にもないあの感じ。あのNYCのライブに行きたかった。ということでバンドもオーケストラとバランス良く、ステージの作りもよろしい。
CDとはまた違った体験が出来る。70年代のUKミステリーを涙を流しながら観るような体験と言ったらいいのかな、、、いいよーこれ。
PNYC ローズランド・ニューヨーク [DVD]
雨のニューヨーク。ブロードウェイと8番街の間にあるローズランド・ボールルームの古い床にはこの日のためにフローリングの床が貼られ、観客は思い思いに床に座っている。
その中心にポーティスヘッド。
右手にはオーケストラ、左手にブラスセクション・・・
本当にこれがライブなのかと思うほどの完璧なパフォーマンス。
ラストに向けて少しずつテンションがあがっていくが、決してあがりすぎる事は無い。
そして壮麗ともいえるようなエンディング。
ショートフィルムもビデオクリップも収録されており、かなりお買い得。
仕様に「白黒」とあるが、実はカラー。
でも本当はカラーである必要は無いのかもしれない。
ポーティスヘッドなのだから。
Roseland NYC [VHS] [Import]
すごいの一言ですね。ライブというよりライブ・ドキュメンタリー。
思った以上に人力で演奏しているのも驚きです。DJの技もスゴイし演奏もスゴイ。なによりベスの歌の素晴らしさ。
来日公演は寸前でドタキャンやってくれた彼らですが、これを見たらやっぱり一度は見ておかないと死ねない。
97年NYCでのライブ。全16曲の他ビデオクリップが5本とショート・フィルム3本と内容もたっぷり。
Third
自分の好みというものもありますが、一聴して完璧にやられるものがありました。
それぐらい他と確固たる違いを持つ世界観があり、クールでいて濃いです。
的確なまでに心を奪ってくるビート、ボーカルのどことない黒さ、ノイジーなギターなど見事に調和し、なにか今にもはち切れ途切れてしまいそうな張りつめている空気感が堪らないです。
勢いやハードなだけの激情ではなく、ただ鬱になるような暗さでもなく、とてもリアルな高揚作用さえあるかっこよさがあるのではないでしょうか。
アルバムとしてもバランスよく、とてもいい流れで、もしかしたら近年マイベストの作品かもしれません。