モテキ DVD豪華版(2枚組)
森山がふとしたことから長澤と付き合うことになる。
デートの心の言葉が軽妙で楽しい。
こんなに切ない恋は、まさに、青春時代そのもので
ある。
場面場面に歌が挿入されていて、ホントに楽しいが、
結構、切ないです。
すごく気持ちが分かりました。最高の映画です。
SP 革命篇 DVD通常版
映画館まで二度も観に行った映画はこれが初めて。DVDも購入したが、やはり何度観てもおもしろい作品。
野望篇でたまりにたまったフラストレーションをこの革命篇では役者も視聴者も解放させることが出来る。
賛否がわかれるのは、尾形の動機や新たな謎が生まれたことにあるように思う。
革命篇だけを観ると尾形の動機は私怨>大義に見えてしまう。ドラマを覚えている人なら尾形の理想や大義が本物であったことはわかっているので、そこまでの差異やがっかり感というのは生まれない。
私怨から始まり、復讐の手段のためSPになったが、SPの現状を変えたいという大義的思想(SPだけでなくこの国のシステムを変えたいというのは革命篇でもあらわれている)が個人的な私怨と複雑に絡みついている。そんな大変な役を堤さんは見事な演技で魅せてくれた。
私自身は謎が残った、という印象は受けなかった。
重要な謎(尾形の動機、尾形と伊達の関係など)は明かされているし、この物語の主軸である井上と尾形、二人の決着がついた時点で、黒幕がどうのというのは明かされなくてもいい謎だと思っているからだ。
井上の戦い(黒幕や自分自身との)はこれからも続いていくのだろう。でもそれは見終わった私達が想像し作っていくもので、SPという作品自体はこれで最後だと思うと非常にさみしい。
尾形から井上たち四係への最後の指令。最後の任務。
より楽しむためにも、革命前日を先に観てから革命篇を。
11(初回限定盤)(DVD付)(紙ジャケット仕様)
最新作が常に最高傑作のスチャダラパーの通算11枚目にしてストレートなタイトルとはうらはらにタイト且つヴァラエティに富んだトラック、ナードながらも説得力のあるリリック・・・つーかこのへんの魅力はもう説明不要っしょ?とにかく全オンガクフリークよ、耳を貸しなさい。どんより曇りがちの未来がまたキラキラ騒ぎ出した☆LIVEが今から超楽しみ。BPMも高め。
モテキ DVD通常版
ドラマ見ずに書いてごめんなさい。
話は普通に面白いし、音楽も良かった。
仲里依紗の演技にはぐっと来た。ピエール瀧、電気グルーブのLP!30年くらい前に買ったぞ!
リリー・フランキーの解脱した演技には、唸らされた。
森山未来、無駄打ち感はあったけどコンテンポラリーダンス、切れがあった。
が、森山未来と長澤まさみが、「モテキ」で並んだのは正直打ちのめされた。
賛否両論あるだろうが、「セカチュウ」というのは日本映画の当面のヒロインを世に示すものだったと思う。山口百恵の「伊豆の踊り子」や中山美穂の「ラブレター」がそうであったように。
今、器用な女優さんは増えたけれど、美貌だけで主役を張れるのは、おそらく長澤まさみだけだと思う(個人的には新垣結衣を評価するけれど、残念ながらスケールが違う。)。そして、いつの時代でも映画界はそういう特別な女優を必要としている。
彼女が様々な役柄に挑戦する姿勢は立派だと思う。けれど彼女の持つ硬質の美しさは、やはりコメディエンヌにはなり切れない性質で、それ故に日本映画の宝なのだと思う。
本作での演技は、力演ではあったが、私には痛々しく見えた。
こうも言えるかもしれない。「セカチュウ」は80年代のアナログの純愛だった。長澤まさみにはそういうノスタルジックな世界がとてもよく似合う。それで十分ではないか。一方、「モテキ」は10年代のSNS時代の純愛だ。時代の先端を描いて行くのも映画が担う一つの使命だと考えれば、よくその要請に応えたものだと思う。ただ、長澤まさみの世界とはやはり大きく隔たっていると思う。
「セカチュウ」と「モテキ」、二つの純愛の間で、私は、少し悄然として立ち尽くす。