THE BEST MANGA 2010──このマンガを読め!
その年に発行になったマンガの中から、アンケートでベスト作品を選んだ一冊。
同様のコンセプトの本は他社からも出ていますが、フリースタイルのものは、
選者が大人で、作品だけでなく、「マンガ出版」という視点からも選ばれていることが特長。
さらに作家インタビュー、選者の座談会とマンガ業界裏話を知ることができ、
さらに選ばれた上位のマンガの第1話(じゃないものもありますが)が掲載されているので、
まさにその年のマンガを知ることができる貴重な一冊といえます。
この号は、いしかわじゅんさんが「のだめカンタービレ」を完結させた二宮知子さんにインタビューしており、
長いこと二宮さんの作品を読んでいた人間にとっては、なかなか興味深いものがありました。
WORKSHOP‐GUIDANCE イケてる就職3年め!―就職と転職のための職場案内 (ビッグコミックブックス)
特に、就職活動手前の高校2年生、もしくは大学3年生前期の人に読んでもらいたい。
本書は、文字通り就職活動から就職3年目までの人たちにインタビューしたものだが、
文章も上手く、とにかく読みやすい。ただただ美化しただけでなく、本気で辞めようと思ったり、
仕事でムカついたことまで書いてあり、仕事の紹介としては異色の部類だと思います。
NHKの『あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑』の活字版みたいな感じです。
花沢健吾氏の絵も、イメージをつかみやすい。
これは毎年、シリーズで出してもらいたいのになぁ・・・・単発企画だったようですね。
ちょっと残念。
ボーイズ・オン・ザ・ラン [DVD]
いるいる、あるある、なぁんて思うシーンあります(笑)何やっても空回りな人。でも熱意はビジビジ伝わる。現代の若者よ、走らねばならない時は走りゃいい。つべこべ言う前にさ。疲れりゃ勝手に歩くさ。人生熱く楽しめ!自分本線まっしぐら!
アイアムアヒーロー 6 (ビッグ コミックス)
リアル感、間がいいと思いました。
確かに、ストーリーのオリジナル性はしかないかもしれませんが、
漫画でリアルに表現されているという点で、作者の絵の感じが個人的にはいいです!
ルサンチマンは、正直、面白くなかったです。
リアルとバーチャルどっちつかずで、結局、何にもなくて終わったという感じで。
本作品は、何かに踏み込んで欲しいというのが正直なところです。
現実感をさらっと、ゾンビ感をさらっとではなくて、
何かのテーマに深く入って表現していくというのも
分かりやすい絵と表現が持ち味だと思いますが、
絵とのギャップがあって、逆にいいかもしれないです。