Agent Orange
独産ベテラン・スラッシュ・トリオの89年発売の五作目。近年もコンスタントに良作を出しているが、代表作はやはりこのアルバムだろう。
疾走感あふれるリズムと、アグレッシブなギターリフの組み合わせが抜群で、痛快そのもの。これぞスラッシュ・メタルな内容だ。MOTORHEAD譲りの突進ロックンロール・ナンバー“Ausgebombt”、TANKのカバー“Don’t Walk Away ”もカッコいい。
SODOMを聴くならまずはこれを!!
パゾリーニ・コレクション ソドムの市 (オリジナル全長版) [DVD]
エログロにまず目がいきますが、非常に批判的で真剣な内容の映画です。が、これは単なるファシズム批判でも権力批判でもなさそうです。要するにこの映画の言いたい事は、人間は獣であり、犬畜生にも劣る直視に耐えない欲望を抱えたどうしょもない存在だ、ということなんだと思います。その批判は観客だけでなく監督自身にも向けられたものであることは、醜さをありのままに捉えて表現せず、洗練された高い美意識によってそれを映像化し、監督自身の「獣の美学」を余すことなく映し出していることからも推測できます。つまり監督は器でも表現してみせたのです。内容からしてもこのような危険な方法でこの作品に臨むことはそれなりの覚悟を要求したでしょう。主張はありふれていて多少説教臭くも感じますが、自身の内部を見つめ、獣と共に生きた監督だからこそこの作品をつくることができたのかもしれません。 欲望と権力の行き着く先を描いてみせたこの作品は、我々の心の内に潜む獣の本性を極端な形であぶり出し、それに直面することを要求しています。それに目を背け直視しないとすれば、またナチスのような悲劇が繰り返されるだろうという反戦的な情熱の他にまた違った情熱を感じたのは私だけでしょうか。
This Last Night in Sodom
世間的にはソフト・セルというと「TAINTED LOVE」だけの
「1発屋」エレ・ポップ・グループ的認識のされ方なのだ
ろうが、この3rdを聴けば、そんな認識がいかに誤った
ものであるかが分かるだろう。エレ・ポップなんていう
矮小なカテゴライズからはみ出した頽廃的サウンドは
今聴いても充分刺激的。休日の原宿に屯しているゴスロリ
少女はこのアルバムを聴いて中身を磨きなさい。
シングルにもなった名曲「SOUL INSIDE」も収録。
イルゲネス-The Genetic Sodom ILEGENES-(下) (マッグガーデンノベルス)
中古品で購入しましたが、保管状態が良く、新品同様でした。郵送方法も、本に傷がつかないようになっていました。
In the Sign of Evil / Obsessed By Cruelty
ジャーマンスラッシュの雄、SODOMの1st&2ndカップリングアルバム。
ミニLPで発売された1stは音質の悪さや演奏の未熟さから当時酷評されましたが、2ndからは評価も高くなりつつありました。
個人的には好きなことを好きなように演奏した1stが案外カッコよくて大好きなのですが、メンバー達はこの頃はヒドイ演奏をしていたということで忘れたい模様です(笑)。