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月並みな言い方だが、その曲想はまったく古さを感じない。
たとえば5曲目なんかは、普遍的に「大人への反抗」をうたったのだろうが、その世界への違和感と折り重なったステートメントとして35年後の現在において、痛々しいまでのリアリティを持ち続けている。
My parents say the world is cruel
I think that they prefer it cruel
The Best of Me
ノースカロライナ州の小さな町オリエンタルが舞台。高校の同級生、大家の娘Amandaとならず者一家の息子Dawsonが初めての恋におちる。周囲は不釣合な2人の交際を認めず、唯一山奥に住む老いたTuckが理解を示す。Amandaの進学に加えDawsonが引き起こした悲劇が2人を引き離す。それから25年、Tuckの死を機に、いまだに独身のDawsonと結婚し子供もいるAmandaが再開する。2人とも、胸の奥に秘めていた恋愛感情に再び火が付く。と同時に、Amandaの心はDawsonと家族との間で揺れ動く。話の進行の中に彼を付け狙う無頼の親族を織り交ぜ、物語にスリルとアクションを加味している。又、彼の味方となるゴーストや手紙による述懐もからめてあるが、それぞれ"Safe Haven"や"Dear John"のものとは異なり、強いインパクトはない。初恋の人への愛を貫く2人に感動するか、倫理にもとると一蹴するかはさておくとして、今回の作品は、プロットの構成や登場人物の設定に深さや新鮮さが感じられず、過去の秀作例えば上記や"The Notebook"と肩を並べるものとは言い難い。ただ、結末に涙を誘いながらも安堵感をもたらす1ひねりが用意され、それがSparksらしさを印象づけている。
MOLDEX SPARK PLUGS スパーク プラグ
80dBの騒音が50dBになるという表示は、そのとおり。
この耳栓を耳にねじ込むと、たいていの音は気にならなくなる。
しかし、逆に言えば、50dBの音は残るわけで、完璧な遮音は期待する方が無理だと思う。
他の方も書いていますが、かなりボリュームのある耳栓なので、耳にはめる前に、指でかなりとがらせておく必要がある。
しかし、耳の穴にねじこみ、耳栓が膨らんだ時の違和感は少ない。
わたしはふだんは耳栓はつけないが、不意に必要になる場合がある。ホテルの隣がうるさいとか、車の騒音がうるさいとか……。
そういう時に備えて、この耳栓を携帯することは悪くない。
そのためのプラスチックケースもついている。
かなりの優れもの。
The Best of Sparks
SPARKSは、LP時代にかなり持っていたような気がします。が、結局いつも聞いていたのは、KimonoMyHouse、No.1InHeaven、WhompThatSuckerの3枚だけだったような…。
特にNo.1InHeavenの完成度たるや、ジョルジオ・モロダーを動員して、本家のユーロビートを食っちまったような見事なディスコ・ミュージックで今聞いても全く古さを感じさせません。それどころか、TryoutsForTheHumanRaceは、70年代最高のディスコでドナ・サマーより好きなぐらいです。
これだけアグレッシブに時代と対決して、かつ打ち負かしてきたSPARKSなのに、セールスとはほぼ無縁で…そこが、またカッコいいんですよね。本人たちは悔しいでしょうけれど。そう言えば、かなり持っていた彼らのLPは、ほとんどがカットアウト盤だったんでした。やっぱり本人たちは悔しい話でしょうね。