NHKためしてガッテン/脱・高血圧の「超」常識 (主婦と生活生活シリーズ ガッテン「超」健康ブックス)
読みやすく理解できました。3週間実践して体重2kg減 血圧も正常範囲になりました。カルピスのアミールSも飲んでますが
9割の高血圧は自分で防げる (中経の文庫)
循環器専門医・桑島 巌先生の最新刊でございます。
現在は東京都長寿健康医療センターの副院長をお勤めです。
先生は実に公正誠実なお人柄で、私は信頼出来る理想の医者像だと思っています。
昔から先生は「高齢者にも積極的な治療」派で、現在の高血圧治療ガイドラインにも先生のご主張が取り入れられております。
本書では、血圧をコントロールするための方法を実に解りやすく伝授してくれます。
曰く、
・症状がないからと高血圧を侮っていると大変なことになる
・血管は酸素や栄養を運ぶ道路
・心臓が縮んだときが「上」、伸びたときが「下」。自分の血圧を自分で測って理解する
・“お見合い写真”を信じてはいけない
・上腕型で正確な測定を!
・高血圧は自分で防ぐ。生活環境の要因はあなた次第、お酢、スパイス、具だくさんで減塩を工夫
先生はまた、NPO法人・臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)の理事長もお勤めです。
同NPO法人は昨今の「コレステロール論争」に関して先日(9/30)、ある見解を発表しました。即ち、
・「LDLコレステロール高値の基準値を一律に140mg/dL以上としていることに混乱が生じているが、女性の更年期以前と更年期以後の基準値を提示すべきだ。これまでのエビデンスを公正、中立に評価すると、危険因子や性差を考慮すべきだ。」実に素晴らしい。
この臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)の設立趣意にはこうあります、
『大規模臨床試験の結果報道は適正かつ公正であるべきであるが,昨今の企業支援型臨床試験の結果をみる限り,結果が適正に評価され,かつ報道されているとは言い難いものも少なくない。大規模臨床試験において試験製品が好ましいという結果が出される確率は,公的機関の支援による試験に比べて,スポンサー企業の支援によるトライアルの方が約2倍高いという報告もある。もし臨床試験において,支援企業の期待した結果が出なかった場合には,結果を論文化しない,あるいは,さまざまな後付解析を駆使して有利な点のみを強調するなどの手段がとられる場合が少なくなく,臨床の判断を誤らせる一因となりかねない。企業間の競争がますます激しくなる今日の社会情勢にあって,このような傾向は今後とも増幅しかねない懸念がある。 実際に医療の現場にたつ医療サイドにとっては,公平かつ適正な解釈に基づいた結果解釈と報道が望まれる。これまでわれわれは,講演会や雑誌などで適正解釈の意義について主張してきたが,その範囲は限定されたものであり,組織として全国の臨床医,薬業従事者のための臨床試験の適正解釈のあり方について啓発,教育する必要性を感じる。 そこで今回我々は,わが国の医療界および製薬企業双方の健全なEBMの発展と実践を願い,臨床医への適正情報の提供と臨床試験に必要な統計解析の教育,指導を目的として「臨床研究適正評価教育機構」を設立するものである。』
公平・適正な解釈人・桑島先生の最新刊。高血圧を治療中の全ての方にお勧め出来る良著です。
[NEW] NISSEI 手首式血圧計 WS-900 (クール・シルバー)
上腕ではなくて手首に装着して使う血圧計なので
心臓より高い位置に保持しやすく計測に失敗する
ことがありません。
その結果、短時間で計測でき毎日継続的に計測
することが負担になりません。
小型軽量でケースも付いているので旅行先へ持って
行くこともできます。