PCゲームBestシリーズ Vol.59 Gダライアス
業務用版、というよりもPS版からのほぼ完全な移植、といった方が正確でしょう。
業務用版ではリアルタイムのポリゴンで表現されていたオープニングデモが、
PS板同様にプレレンダリングCGのムービーに差し替わっているくらいですから。
というより、PSのエミュレータを起動してからPSのデータを走らせてる感じでした。
3Dカード必須となっていましたから、業務・PSとは異なり、
DirectXで画質が向上するかと期待しましたが、まんまPS互換基板の画像でした。
PC版の特典として解像度を高く設定することが出来ますが、
それでもやはり画質は先述の通りです。
ただ、ゲーム中においては処理が高速で、処理落ちを起こすことは、
私がやった限りではありませんでした。
正確には、時々早すぎる、とも思えます。
隕石群なんかももの凄く高速で突っ込んできますし
PC版を買うことのメリットは、ストレスのたまらないプレイを楽しめる、
という点ではないかと感じました。
ゲーム性そのものの移植は完全だと思います。
ボス戦は攻撃パターンと安全地帯を何度も死んで憶える事でクリアできますし。
しかしそれでも私には難しいですが。
カウンターもそう簡単には撃てませんでしたし。
アーケード版を極めた人向けだと思います。
Gダライアス+レイストーム PACK (説明扉付きスリムパッケージ版)
Gダライアスについて
PS版より、こちらの方がグラフィックが綺麗な気がしますし、
オーディオ・インターフェイスを通して出力できるので音も上質です。
PS版の時にあった、処理が重い感じもありません。
レイストームについて
なんとなく、展開がスピーディー。
SS版のレイアーセクション2(レイストームのSS版)位の進行速度が良かったのですが、
あれ?こんなに早かったっけ?とか思うことも。
被弾した後で、予想していた弾速との違いに違和感を覚えます。
ゲームとしては、まだやってない方には、特にレイストームはお奨めできます。
グラフィックもかっこ良く、爽快感があります。
ダライアスはちょっともっさりとした感じですが、良いゲームです。
ダライアスバースト オリジナルサウンドトラック
まず最初に言っておきたいことは、これは間違いなくZUNTATAサウンドだ、ということです。
作曲者は今までのシリーズを担当してきた小倉さん(以下、OGR)がTAITOを辞めたため1曲のみ提供という形になり、現在所属している小塩さんと土屋さんがメインになりました。
人が違えばどうしても作風は違ってきます。確かにその意味では今までのダライアスシリーズとは違ったサウンドです。今までのノリを期待した人にとってはがっかりしたと思います。
でも、そのダライアスシリーズも、初代は硬質、IIは明るめ、外伝は神秘的、Gはアシッド系と毎回違ってきました。一口にダライアスサウンドと言っても、共通する部分はあまりありません。
これはZUNTATAそのものにも言えると思います。OGRさんとYack.さんでは作風が違うように、過去に所属していた人たちでも、一人ひとり違ったサウンドを出していました。個人個人に絞っても、時期によって様々な作風を展開していることもありました。
なので今回のこのダライアスバーストの曲も、新しいZUNTATAサウンドの一つなのではないでしょうか。
Gダライアス
どれが名作なのかはやっぱり人それぞれだと思いますけど、少なくとも私にとっては名作だと思えます。
前作のダライアス外伝ほどではないが、こっちも爽快感は抜群です!
演出は見事としか言いようがない!
ポリゴンになって少し荒い感もありますが…。
難易度は、これも前作に劣らずかなり高いです。
難しい稼ぎも必要ありません。