アメイジング・グレイス
先日TVでヘイリーが歌っているのを聴き、思わず聞き惚れると共に自然と涙が出てきました。そんなことは、もう何年振りでしょうか?思わず、このCDを購入してしまいました。
「アメイジング・グレイス」は元もとの歌の素晴らしさもあって、とても好きな曲です。ただ、この編曲は、盛り上がりまでがとても短く感じられて、ヘイリーの素晴らしい声を生かすには物足りないような気がしました。案外あっさり終わってしまうので、もうちょっと長く聴きたいな、という感じでしょうか。
2曲目の「ビート・オブ・ユア・ハート」がまた、とても好きです。
何処かで何時か聴いたような・・・と思い、遠い記憶を辿ってみると、それは幼い頃に聴いた森山良子さんの歌声。曲調のせいかどこか通ずるものがあるのを感じました。森山さんの、ほの哀しいような、ほの明るいような歌声に、幼い頃心が震えるのを感じました。そういったことを思い出させてくれる、やはりほの哀しくほの明るい、とても繊細で伸びやかな素敵な歌声です。
CDを通して聴いていると、自然と心が洗われるようです。日々の暮らしで忘れていた何かを思い起こさせてくれました。
是非ヘイリーのアルバムも買って、他の歌も聴いてみたいです。
どこかで聴いたクラシック クラシック・ベスト101
このような小曲や曲の一部が入ったCDが好きで「音のカタログ」などとしてLPで出ていたころから買い集めている。最近出始めた100曲のアルバムもついつい集めてしまっている。
それらの一般的なCDのまとめ方は、静かな、劇的な、精神的な、癒しの、楽しいと言った様な曲のイメージの分類をしている。そのために単体なら買わないようなCDも含まれてくる。
このアルバムは、分類方法はありきたりだが曲のイメージによる分類をしていないので1枚のCDの中からも賑やかな曲、静かな曲、その他のいろいろな傾向の音楽が飛び出してくるのが楽しい。それがこのアルバムの特徴ではないかと思う。
私とって、このようなアルバムに期待する第一の点は、高い水準の演奏をBGMとして聴ける事なのでその点で合格点をつけたい。BGMとして聞くにしても演奏の水準の低い物では1枚のCDを聞き通すのはつらいものがある。
6枚のCDはプラスチックケースに入っているがこれは上手く工夫しているのでCDの保管方法として参考になった(それを見るためだけに3千円を払うのはあまりお勧めではないが)。
ブルドクター [DVD]
解剖による死因究明で、当事者が死に至った真実を解き明かす。前クールの「遺留捜査」もそうでしたが、不可解な点を徹底的に追及し解明することで真実を明らかにする。変化球ですが、生命の尊厳を訴えている製作者の良心を感じるような気がします。主役の江角マキコさんはベストキャスティングですし、医師でもある夫役の市川亀治郎さんもいい。夫婦のすれ違いに絡めて、生きている人間の心の強さ・弱さも良く描けている気がします。石原さとみさん・稲垣吾郎さん・小日向文世さん…みなさん個性的でいい感じです。
白い巨塔〈第3巻〉 (新潮文庫)
財前と里見はきわめて対象的な人物像として現れているけれど、財前の中には常に里見が、里見の中にも常に財前がいる。2人は誰もが意識的にも、無意識的にも持っている1人の人間の姿を描いているように思う。それは医師という立場に限ったことではない。安易に財前は悪で、里見が善という結論で片付けられない「もやもや」が、この小説のもっとも「おいしい」部分である気がする。2人はお互いを認めきることもなく、否定しきることもできない立場を終始保持する。作品中で説明的に描写されている「同じ病理学教室で学んだ仲だから」という部分は、山崎豊子さんの照れ隠しであるような気がした。(4)へ
医龍~Team Medical Dragon~ DVD-BOX
最初、出演者だけ見た時は「…どうかなぁ?」と思ったのですが、見事にいい意味で裏切られましたね。どのキャストもこの人しかダメっ!と言いたくなるくらいぴったりのキャスティングだと思います。普通、一人くらい「この人この役にはあわない…」ってのがあるんですけど。映像、音楽、キャスティング…全てが見事に調和して、本当にオススメの作品です。