リーダーは自然体 無理せず、飾らず、ありのまま (光文社新書)
この本を二度読み返して、
増田弥生さんそのもの。
増田弥生さんの歩んだ道筋。
増田弥生さんは学問的には。
の三点がポイントでした。
増田弥生さんそのものについては、お父さんから譲り受け、さらに進化した哲学的思考がとても大きなことだろうと思いました。
学問を超えた平易さで人として生きる本質を「率直さ」と読みました。
リーダーシップチャレンジを引用するまでもなく、増田さんは正直であり率直にこの本を書いていらっしゃいます。
増田弥生さんの歩んだ道筋は私の本棚を整理してくれました。
雑然とHRに関する本が詰まっている本棚を「総合わざ」という視点から関連付け集大成させてくれました。
総合わざを使うふつうのおばさんが歩んだ道筋は数奇でありながらも、身近にも感じました。
増田弥生さんの学問的検証は金井先生にお任せです。
本書の中で増田さんはほとんど引用をされていません。
リファレンスも金井先生であろうと思われます。
実業の人と学者の違いをあげつらうのではなく、そこはお二人の本領発揮で構成されていると読みました。
学者は実業の人を、実業の人は学者をリスペクトしあいながら本書が執筆されたことが伝わりました。
最後の解説が金井先生らしくて好きですね。
増田弥生さんは人の言葉を借りず、自分の言葉で、自分のありように従い、ビジネスの世界を越えたもっと広いグローバルな世界で多くの人にインパクトを与えリーダーシップを発揮しながらながら生きていらっしゃることが伝わる一冊でした。
そして、この本を読んでいる最中にも私自身がリーダーシップを発揮し始める一冊でもありました。
SONYA’S SHOPPING MANUAL 1 TO 101―ソニアのショッピングマニュアル〈1〉
本屋で平積みをされていたのを見て気になっており、
購入してみました。
ソニアさんの手がけた仕事というのは知りませんし、
どのくらい有名な方なのかも知りませんが、
さすがセレブ(恐らく)という感じで、掲載されている商品も
海外のもの、なかなかのお値段のものやちょっとお高めのもの
というものが多いです。
ですが、自分の生活の中に取り入れる物を
愛着やこだわりを持って選んでいる、という感じがすごく伝わってきて、
しっかり意思を持って生活している様子に背筋が伸びます。
私は「掲載されている商品を自分で買う」ということはあんまり無いような気がするのですが、
それなりのものを、たいしたこだわりなく、適当に買って済まし、
特に愛着もない物に囲まれた生活を送ってしまっている自分を振り返り、
もう少し自分の買い物に「選択する楽しみと責任」をもって、
豊かな生活を送りたいなという、前向きな気持ちになれる本でした。