吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」 (朝日文庫)
サラリードマンの思考ではない、お金を会社にもたらすビジネスマンの思考法がわかる。
たぶん本人の意図とは違うであろうが、この本を読むことによってお客様の対応、上司への対応、そして部下への対応とかなりのパラダイムシフトが起こる。無意識のうちにサラリードマンになってしまっている方へ、本という低刺激な媒体ですが、何度も繰り返し読んで思考法を染み込ませてみてください。ちなみに著者のHP、メルマガなども出しているそうなので要チェキです。
絶対達成する部下の育て方
元々メルマガを読んでた横山さんの書籍であった為購入しました。
中身は予材管理の手法が分かりやすく書かれていて、ロジカルに書かれている為内容を理解しやすく、すぐ読む事が出来ました。
天才伝説 横山やすし (文春文庫)
ロック史に残る名盤、ピンク・フロイドの「ザ・ウォール」を思い出した。この作品は、全体として一つのストーリーになっており、第2次世界大戦で父親を失ったことを深いトラウマに持つ男が、成長して、ロック・スターとしての名声を勝ち得るが、やがて、周囲の裏切りなどにより生活が荒れ、「おまえらはゴミだ!」と観客を罵るようになり、人格が荒廃して行く様子が描かれていて、この評伝に見る横山やすしの人生と、妙に符合している。やすしが、現代における「天才的芸(能)人」として、普遍的なものを持っていたと言うことだろう。
著者の小林氏は、やすしの転落劇に、多少とも関わっている為、やや言い訳がましい部分や、視点が狭く感じられる部分も目に付くが、基本的には好著。
弔辞―劇的な人生を送る言葉 (文春新書)
本物の葬式での追悼の挨拶というのはやったことがないし、これからもすることはないだろう。
でも、仕事では何人も追悼してきた。先輩に習ったこと。追悼のコツは2つ3つ、生前の本人ならではという逸話を見付けることだと。
その点でしゃべることが商売の政治家の弔辞で、浅沼稲次郎を追悼した池田勇人と、橋本龍太郎をおくった小泉進一郎と、その質が大きく劣化しているのを知るだろう。
お義理の弔辞まで1冊の本の中に収容したのは、この本の編集者の腕、なのだろうか。
優れものは宿沢広朗への奥正之のものかな。規矩に則った一文です。
じゃりン子チエ 劇場版 [DVD]
懐かしい町並み、この物語の舞台は大阪のとある下町。その中で繰りひろげられる、ドタバタありーの、ほろりとする人情話ありーので、当時はどこにでもある風景だったような・・・。
この劇場版はチエとテツ以外は大阪芸人の吹き替えで、TVアニメをずっと視てきた私ら関西の人間にとっては少々違和感を感じるところではありますが、物語じたいは原作、TV版に忠実で、初めてチエの世界に入門?される人にとっては面白さがぎゅっと濃縮されていてすごく楽しめることでしょう。
これを観たあなたはもう、TV版を観ずにはおさまらないかも・・・。