誰がリンドバーグの息子を殺したか
映画好きな私。「翼よ、あれがパリの灯だ」を見て以来、リンドバーグという歴史的な飛行機乗りにすごくあこがれていました。そして、「オリエント急行殺人事件」で、殺人の動機となる発端の事件があのリンドバーグの息子(映画では娘でしたが)の誘拐事件をモデルにしていると知って、この事件のことをもっと知りたい!と思うようになりました。
そして出会ったのが、この本です。タイトルを見た瞬間に、これだ!と思いました。茶目っ気たっぷりでシャイな英雄リンドバーグと、不況にあえぐドイツからアメリカにやって来た貧しい大工ハウプトマン。対照的に生きる二人の日常、そして事件発生後ハウプトマンが逮捕されるまで、されてからのFBIによる捜査の実情、逮捕後の裁判についての当時の状況が実に密に描かれています。私のあこがれた英雄がどんなに深く妻と息子を愛する普通の父親だったか、そして彼が英雄であるがゆえに、世論によってゆがめられてゆく真実の恐ろしさ、そして何よりも、リチャード・ハウプトマンという人物に対する興味が、読み進むにしたがってどんどん膨らんでいきました。
彼は本当に犯人だったのか?この大きな謎に挑んだ、私にとって忘れられない一冊です。
Carpenters
前作、”遥かなる影”で初めての全米1位を獲得したカーペンターズはこの時期心身ともに充実した時期を過ごしていたことだろう。
このアルバムからはそのような彼らの充実感と落ち着きを感じるのだ。
前作に続いてこのアルバムにも後に彼らのコンサートでも欠かせない名曲の数々が収録されている。”Rainy Days And Mondays ””For All We Know ””Superstar ””Sometimes ”がそれだ。
それにしてもカーペンターズのアルバムにはどれも数曲の名曲、ヒット曲が収録されているが、こんなアーティストはほかにはビートルズくらいしかいないのではないだろうか。
普通であればヒットアルバムとしては一枚か二枚程度、そしてその中にヒット曲はせいぜい1、2曲といったところだろう。
この事実だけでもカーペンターズが70年代だけではなく音楽史上でも最高のアーティストであった事を証明しているのだ。
ビートルズの音楽は現在クラシックの音楽家にも取り上げられるようになり、すでにクラシック音楽となった。クラシック音楽がなぜ素晴らしいのかというと、
その時流行した音楽も年月の流れによって良いものと悪いものに選別され良いものだけが残ってゆく、ながい年月を生き抜いた音楽・・・これがクラシック音楽であり、精神性高い本物の芸術なのだ。つまり歴史の審判を仰いだ結果時代をこえ民族をこえ残されたものなのだ。
カーペンターズの音楽はおそらくクラシックとなり、これからも多くの人の心をとらえてゆくのではないかと思うのだ。
そしてこのアルバム中” (A Place To) Hideaway ””One Love ”にはカーペンターズの不滅の名作である次回作”A Song For You ”の響きがすでに聴こえてくるのだ。
それにしてもカレンがリチャードのピアノ伴奏のみで歌う”Sometimes ”はなんと美しいのだろうか。
もしカレンが今生きていてコンサートを聴くことができるのなら、このようにリチャードのピアノ伴奏のみでカレンが歌うコンサートを聴いてみたいと私は思っているのです。
At First Sight [VHS] [Import]
Val Kilmer演じる白内障の青年バージルが、マッサージの仕事を通じて、建築家の女性エイミー(Mira Sorvino)と出会い、彼女の勧めで手術を受けて、目が見えるようになるという作品。しかし、目が見えるようになっても、これまでの感覚と認識を一致させることが難しく、二人は非常に苦労します。最後には再び目が見えなくなるというストーリーですが、目が見えた時の記憶を下に、人の役に立っていこうとする青年の姿が印象的でした。
Drive Me Crazy [VHS] [Import]
NHKで放送していた「サブリナ」でおなじみのメリッサジョンハートの主役映画です。おさななじみの男女が主役の学園ドラマです。
importものなので英語onlyですが、サブリナが好きなの人にはぜひ見てもらいたい映画です。内容もかわいらしい感じで好感もてます。
でも、内容的には、一応英語勉強しているのですが、なんだか分かりにくかったです。
ビデオの後には、ブリトニースピアーズのPVが収録されています(このPVにはメリッサも出てます)
あと映画の方では、アメリカの4人組の女の子のバンドDONAS(スペルがちょっとあいまいですが・・・)も出演していて、ライブも映画で披露しています。
全体的にかわいらしい内容なので買って満足です。
Gold: Greatest Hits [DVD] [Import]
他のDVDで歌がダイジェスト版であったことに不満だった方もこのディスクなら満足できるでしょう。貴重な画像も交えながらカレンの美しい歌声が全曲最後まで楽しむことができます。最初から最後までヒット曲で網羅されていて選曲も充実してベストアルバムともいえるでしょう。映像は年代からして少し古さと不鮮明さはありますがカメラワークが非常に良いので美しいものになっています。
ディズニーランドで"Please Mr. Postman"を楽しそうに歌うカレン、"There's A Kind Of Hush"でのステージでの姿などいろんなシーンも観られます。それとリチャードの卓越した才能とカレンを愛情を持ってながめるように歌う姿も素晴らしいものです。兄リチャードがいてこそカレンも生き生きとして歌うことができたことと思います。
エンディングでは武道館での公演のシーンもほんの一瞬入っています。
歌を中心に楽しみたいが他に資料的な映像も見たいという方には特にお薦めします。