バグダッド・カフェ~完全版~ [VHS]
ハリウッド近くの砂漠を舞台にしたドイツ映画。
しなびたモーテルにたどり着いた太ったドイツ女。
彼女との関わりで塗り替えられていく世界。
全編妙なセンスだが、それがこれまた妙に良い。
逆光が暖かな画面を作り出している。
バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]
やっと、本当の意味で「完全版」に出会えました。
私は絶版になった前回発売の日本版「完全版」と、アメリカから取り寄せたアメリカ版「完全版」を持っていますが、本当の意味で完全なのはこの製品です。
前回発売のものは・・・
チャプター分けがしてなかった
4:3サイズの採用により、画面をカットしてあった
・・・と不満もあったのですが、この製品は、ちゃんとシーン毎にチャプター分けしてあり、16:9ビスタサイズの採用により、画面をカットすることなく収録されています。
また、音声はドルビー・デジタル対応になってます。
それにプラスして、予告編、ポスター画像、スライドショー、インタビューなどおまけもたくさん。
前回発売されたものを持っている方でも、十分楽しめる内容です。
もちろん内容は、他の方が書かれているように、ハートフルな気持ちのいい映画です。
ちなみに、アメリカ版の内容はこの製品に近いですが、字幕がフランス語とスペイン語だったのが不満でした(せめて英語を入れてほしかった)
コーリング・ユー ~バグダッド・カフェ ― オリジナル・サウンドトラック
アメリカ西部に延々と続く赤い砂漠。そこに一軒だけぽつんと建っているうらびれたモーテル。ある日、そこに丸々と肥った紅いほっぺのドイツ人女性がやって来て、まるで魔法のようにモーテルをきれいにし、荒んだ人々の心まで弾ませてしまう・・・。
映画「バグダット・カフェ」は私の好きな映画の一つ。主題歌の「コーリング・ユー」が延々と続く赤い砂漠の風景にぴったりで、観終わった後も頭の中で響き、なかなか鳴り止まない。映画を観たのは2年ほど前で一回きりなのに、「コーリング・ユー」を聴くとすぐ映画のシーンが目に浮かぶほど映像と音楽がマッチしている。アカデミー主題歌賞を取ったのもうなずける。
おすすめ!
バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]
状況説明を避けることによって生まれる「幻想的日常」と
多彩な色彩を持った風景に魅了される作品であります。
まさに「現実と非現実の間にある世界」の物語であると
言えるでしょう。