Nevermind
90年代前半の彼らの人気は凄まじく、どの音楽雑誌も彼らの特集を組んでいましたが、
その頃は全く興味無く、20年経った今頃になってNevermindを買って聴いたら、これが
結構いけるな、と思いました。
まぁ、当時の人気相応のクオリティかと言われると、そこまではないですが、
不思議なコード進行、内面が滲み出たような暗さ、堪りません。
彼らの出身地シアトルは冬季の雨が多く、自殺者も多いと聞きますが、
そういった暗さが音楽に出ているのかもしれません。
ネヴァーマインド
パンクってのは音楽的な自由の事だ。いうなれば、やりたいようにやるってことだ。世の中には嫌いなのに、どうしても耳について頭から離れないポップ・ソングってもんがあって、NIRVANAの曲もスタンダードなポップ・ソングを踏襲している。
…とうそぶくカートだが曲作りのセンスには非常に策略的なものを感じずにはいられない。
それが、このアルバムの売り上げを象徴しているのだ。
パンク? ハード・ロック? いずれにせよ、これだけ売れた作品なのだから、内容は充実している。
最後に、SHM-CDとしての効果だが低音域が、少し強調されたかなってとこです。
以前に発売された、紙ジャケ仕様の、このアルバムはリマスタリングも施されてなく高音域ばかり、シャリシャリとしていた。
ちなみに、2011年9月には紙ジャケ仕様のSHM-CDが発売される。
あこぎな商売しますわ。