Blood teller【初回限定盤】(DVD付)
「Blood teller(作詞:畑亜貴 作曲・編曲:中山真斗<Elements Garden>)」
攻めるような勢いのあるデジ・ロックな楽曲に飛蘭の声の伸びと響きも良く、刹那い雰囲気の中に哀愁も感じられるヴォーカルの格好良い曲に仕上がっています。
歌詞では正直な気持ちと裏はらな想いも交差するような世界観でタイアップの「未来日記」にも内容が合っていると思います。TVではED曲となっていますがOP曲であっても不思議が無い曲とも感じました。
「PIANOTE(作詞・作曲:rino 編曲:安瀬聖)」
c/wは、これからの寒い季節に合ったバラード曲。歌詞は思い出になっているような内容で、こちらは優しく歌うヴォーカルのじっくり聴かせる曲ですね。
そして、DVDの「Blood teller」のビデオクリップでは、CDジャケット同様の衣装で格好良く歌う姿にシビレます。
下記にはTVサイズの「Blood teller」を収録の他に「RED love(我妻由乃のテーマ〜抹殺愛〜)」として飛蘭が作詞しているとの事です。
未来日記インスパイアードアルバム Vol.1 〜因果律ノイズ〜
Blood Ties: Season One [DVD] [Import]
現在「スカパー!」のSCI-FIチャンネルで放送中の作品です。SCI-FIチャンネル自体、まだ日本の視聴者にはなじみが薄いかと思いますが、待ちに待った放送開始以来、期待を裏切らないラインナップで楽しませてもらっています。
特にこの「Blood Ties」は、ユニークな作品を送り出すことで知る人ぞ知るカナダ製のサイファイファンタジー。タニア・ハフの同名シリーズを、若干キャラクターの基本設定は変えているものの、ほぼ忠実に映像化している佳作です。
ヒロインの女探偵ヴィッキー・ネルソンのクールで凛としたかっこよさもさることながら、ヘンリー八世の庶子で元リッチモンド公ヘンリー・フィッツロイが感涙ものの美しさ。ヘンリーを演じているカイル・シュミッド(名前の発音が違っていたらごめんなさい)は、以前青春もので見かけた事があるのですが、まあ、びっくりするほど妖艶な美青年になって帰ってきました。ヒーローの美しさで言えば、現在イケメンヴァンパイアだと話題の某ヴァンパイアものの主演の青年よりも、こちらの方が断然上ではないかと思います。
また、物語自体も、同じアメリカ大陸に位置しながら、アメリカの都会とはどこか違う異国情緒を醸し出しているトロントを舞台に、定番の怪奇ネタを扱いながらも、マンネリに陥らないユニークな展開を見せるエピソードばかり。クールでスタイリッシュな大人向けのサイファイ・ファンタジーに仕上がっています。
それから、私的には、ヴァンパイアの本性を見せた時のヘンリーが、最近のヴァンパイアもののように、醜くておぞましい怪物に変わらないところが嬉しい。せいぜい瞳が真っ黒になって長い犬歯が出る程度で、あくまでも美しいというのは、かえって新鮮です。だって、昔は、クリストファー・リーだって、フランク・ランジェラだって美しいまんまでしたよねぇ?
ともあれ、第2シーズンまで制作されている「Blood Ties」。SCI-FIチャンネルが第2シーズンも放送してくれることを大いに期待しつつ(現在オンエアのものは、第2シーズンもあわせたものというご指摘をいただいたのですが、SCI-FIチャンネルさん、そうなのですか?)「スカパー!」を視聴されていない皆さんには、是非是非、このDVDで「Blood Ties」を楽しんでいただきたいと思います。絶対、はまりますよ!
追記1:シーズン2のDVDは9月発売予定とのこと。
追記2:TVの方では、いったん放送終了したものの、現在、昼と夜の時間帯で再放送中。なお、日本での放送は、やはり、いわゆる第1シーズンと第2シーズンをあわせたものでした。日本での放送には、原作者のタニヤもとても興味を持っていますよ。
spiral(アニメ盤)(DVD付)
1話目を見たときからやたらOPのメロディーが頭を離れず、その勢いのままCDショップで購入しました。
バックの女性のコーラスが透き通るような緊迫感を生んでいて、何度聞いても思わず音に集中してしまいます。
さらに注目すべきは歌詞でしょう!(英語・仏語パートには対訳が載っているのでご安心を)
歌詞を見る前は何となく中二病的なかっこいい詩なんだろうと思っていたのですが、
絶望にあふれた不条理な世界に対して、精一杯怒り、嘆き、叫んでいる曲なんですよね。
なんというか痛い。スマートさとはかけ離れた、ありったけの感情を歌詞にぶつけた、そんな感じがします。
私の貧相なボキャブラリーではこれ以上表現しようがないので、気になった方はまずは聞いてみてください。