unveil
(このレビューもどきは無駄に長いです。)
なんといいましょうか…
私は、今回のアルバムはインディーズでリリースされた「QuoVadis」を超えられないように感じました。
ギターは「QuoVadis」よりもスカスカです。もしかしたら5thよりかもしれません。
そしてブックレットにドラマーの名前が見当たりません(爆)
あとはストリングスも所々記載なしでした。
音の少ないAメロのアレンジなので、ベースの目立つ6ではベーシストの記載がありません。
ベースも所々記載無いと言った状況です。
全部生にしてほしかったですねぇ。ええファンの我侭なんですけどね。
外部アレンジャーを雇っているのもきになります。
黒瀬さん自身でアレンジしていない意味がわからないんですが…
大人の事情なのか…よくわかりません。度し難いです。
しかしまぁ、見当はずれなアレンジをすることはなく、Asrielのスタイルを踏襲しているので、
つまんなくなったりしない楽しめる楽曲たちです。
ですが追憶の誓いのアレンジ違いには首を傾げてしまいましたよ。
これは個人的に気に入らなかっただけかもしれませんが。
今作ではストリングス使いが彼等自身のには及ばないと感じました。
黒瀬さんのアレンジならば、めちゃ壮麗だったり、絶妙なタイミングで飛び出したり、様々な形相で迫ったり…
…要するに私は間奏やソロに見せられなかったのです。
そもそも一部の曲では音自体が「QuoVadis」以下に感じたんですが…
メジャーなんだから打ち込みも六弦アリス(打ち込みなのにすごい音のいい同人ユニット)なみに時間を掛けて凝ってもいいもんだと思いますが…これも如何せんな事情があるんでしょうか。
なので、「QuoVadis」で「eternal memory」を聴いたものとしては、こっちに収録されなくてよかったな、と感じました。
全体的な感想としては完成度の高いいいアルバムです。
楽曲も全曲メロディーはもちろんアレンジ面でも納得できるレベルです。
数曲Asriel中でかなり高い部類に入る殺傷性をひめたキラーチューンも収録されています。
「綻びし華」はかなり強烈でした!
(だが彼らだけでリアレンジしたらどうなるんだろうかとも考えました…俺はひねくれているんでしょうか)
ですが、Asrielにしてはおとなしいポップな曲も目立つのと、新曲が少ない(2曲)ところを見ると、
レーベルの商業主義が見え隠れしてあまりいい印象はしませんね。
さもなくば、ライブに向けて無理にリリースしたんでしょうか
それでも印象はよくないですね。
そして、かつての5thの黒瀬さんの演奏のほうが音質がよかったなんではないかと思ってしまいました(笑)
ギターラインはテクくはないけど丁寧でしたしね。
…と言うことで☆は四つです。
インディーズ曲生音源化帰還は別のアルバムで大々的にやるといいでしょう。
まとまりの内文ですみません。
しかしなにはともあれ、とにかくお勧めです。
日本語詞、フィメールVo、ダークな音楽、シンフォゴシックが聴ける人は聞く価値ありです。
声には癖があります。人によってはいやに感じることもあるようです。
が、エモく歌って上手いですので、聞き込んで慣るべきです。
(私には普通に癖は気にならなく、むしろいい声だと思いましたけどね。)
追記します。
この作品は、シンフォニック、クラシカル、ゴシック、ダーク、透明感な要素を有しています。
メタル寄りではありますが、メタルではありません。
結果としては、買うのをためらっているインディーズ時代からのファンは買って後悔するかもしれません。
新規の人々はここを入り口にするのがちょうどいいんではないでしょうか。
彼らの、出回ってる音源のすべて(正確には、1st、2ndは廃盤でリアレンジ再録盤)が手に入ります。
つまりインディーズにありがちな(当社比)過去音源のてにはいらない生殺し状態が回避できます。
なので、彼らに興味がわいた方はインディーズ作品も一緒に手にとることをお勧めします。
KOKOMI嬢の声の癖についてですが、
具体的に言いますと、細かいところで震えています。
少しのサスティンで震えています。
TVアニメ「モノクローム・ファクター」エンディングテーマ「AWAKE~僕のすべて~」/歌:昶&賢吾
キャラソンなんですが、アニメのエンディング曲ということで、普通に万人受けしそうな曲調&歌詞で普通に聞いてもいい曲だと思いました。
何かジャ●ーズっぽい感じがしていいと思います(笑)
サビ部分のテンポが凄くよくて、メロディも聞きやすい&覚えやすい感じでいいと思います。お薦めですね。
モノクローム・ファクター(10) (アヴァルスコミックス)
買って、見て先ず思ったのがあれ…?でした。
単行本派なので、雑誌の方は見てないんですが、展開が分からなくなってきました。悪い意味で。
絵柄が一巻と比べると等身が高くなり、リアル?になってます。
初期から見ている私には、作者さんの成長とも見て取れますが、なんだか違和感は拭えません。
後何処か内容が薄い気がします。
劉黒の死が軽く描かれていて、残念です。
此処まで来るのに何年も掛かったと言うのに…
前巻からの微妙な画面の白さも気になります。
絵はとても丁寧なのに勿体無い…
此処まで来たら最終巻まで買うつもりですが、果たしてどうなるでしょうか?
今後に期待を込めて、星は三つです。
モノクローム・ファクター cross road(通常版)
原作が好きで、乙女ゲームになると聞いて飛びつきました。
ちなみにアニメも少し知っています。
まず初めに、OPED曲は言うまでもないクオリティです。
BGMもほのぼの・切ない感じから重苦しい感じなものまで様々で、綺麗だと思います。
システム面に不備はなく、おまけもゲームクリア状況やギャラリー、声優コメントなどあって充実しています。
全EDを制覇すれば、おまけスチルとキャラからのお祝いの言葉、そしてシーン回想ができるようになります。
(シーン回想の方は章とEDのおおまかなものしか再生できないのが少々難点ですが)
キャラの立ち絵やスチルも丁寧に描かれていて、作画が崩れているようには思いませんでした。
肝心のシナリオは、13章+EDの14章となっています。
キャラのルートによって所々分岐するので、周回するに当たってなるべく飽きないようになってます。
コクチとの戦闘がメインに描かれているので、反面恋愛に関するイベントは少々薄く感じる方もいるかもしれません。
原作キャラとの恋愛面を期待していただけに、そこが少し物足りなさを感じました。
ですが、溺れるくらい甘い恋がしたい!と言う思考でない方なら、この程度の糖度でも十分楽しめると思います。
多少の突っ込みどころはありますが、矛盾点は特に無く、筋の通った物語だと思います。
それとアニメの設定がベースとなっている作品ですので、一部のキャラがBL要素を湧きたてる言動・行動をしたりします。
基本のノリがギャグですし、慣れている方やスルーできる方は問題ないのです。
が、僅かなBL要素でも苦手な方にはキツいところがあるかもしれません。
主人公については、個性有りスチルでの顔出し有りです。
名前をデフォルトのままでプレイしますと、キャラが声付きで名前を呼んでくれます。
性格は温厚・芯が通っていて良いですし、容姿も可愛らしいので、私は好きになりました。
能力的に守られることが多いですが、精一杯の努力が見受けられます。
ルートの後半の展開によっては活躍する場面も多々あります。
人によるかもしれませんが、公式での設定を見て抵抗が無ければ大丈夫だと思われます。
また主人公の親友も良い役を務めていて、私的には好感が持てました。
原作とアニメで設定が大きく違いますが、原作ファンの方でもそれなりに満足できると思います。
アニメが好きだった方はもちろんです。
期待半分不安半分でしたが、私は楽しむことができました。
アニメの設定に抵抗がない方、公式サイトを見て気になる方は購入してみてはいかがでしょうか。